アニメ会 カミングアウトトークライブvol.43 「がんばって萌えまっしょい!」レポ

昨日は中野ゼロまで行ってまいりましたよ。
無精してたら前売り券が売り切れてたので、現地の図書館で暇つぶしながら当日券買ってたりしたました。いやいや、それにしても回をかさねるごとに人が増えてますねホント。正月休みで見れる人が多かったのかも知れませんが、立ち見の人が結構居ましたし。でも結局みんな座れたんかな?
アニメ会のライブも、地下のあのホールにはもう入りきらなくなってきたんで、もうちょっと広いところでやって欲しいですね…でも、となりのホールとかだとやっぱり大きすぎるのかな。使用料とかもあるだろうから、難しいんでしょうな。
前回のライブから本当にあっという間のライブだったのですが、正月早々笑いと狂気を感じる内容で満足でした。
今回はアニメ会各人が作った妄想をぶちまける「萌え話」メインのライブで、相変わらずそれぞれの個性が良く出てるというか、ぶっ飛んだ発想の話ばかりでした。萌えな話題で「違法DVD屋」とか「北朝鮮」とか「ワーグナー」が良く思い浮かぶなと。まあこの辺は後々書いてくとして、今回のライブのレポに行ってみましょうか。

開演

まずは軽い雑談から最近の出版物ラッシュについて、それぞれの内容紹介やちょっとした裏話、という話など。
メカビ』で比嘉さんの提唱した「ツンロリ」についての話が盛り上がりました。
沖縄の比嘉「ツンロリっていうのは、法的に付き合ってもオッケーなロリです」
三平×2それ4文字中2文字危ないよ!
国井咲也「法的に付き合ってオッケーって」
三平「ロリの定義から考えてみようよ」
比嘉「ロリは、見た目。見た目がょぅじょ。なんですけど年齢が二十歳以上っていう、エヴァンジェリンさんとか…」
その時遅れてきたお客さんが客席に入ってくる。
国井「…今、比嘉君を捕まえに来たって思った!公安9課が!」
三平「俺『こいつです!』って突き出しそうになったもん
サンキュータツオ「じゃあさ、逆に、内面がロリで見た目が大人って言うのはアリ?」
比嘉「無しですね
国井「即答か!」
三平「今タツオは、比嘉くんの名誉のために、バランスを取ろうとしてね?」
比嘉「でも自分は曲げられない!

十二支全部が属性としてある、という話ではGS美神の小竜姫さまが出てきたりして懐かしくなったり。
そのほかシャッツキステの凄まじさや、前回のライブのラストの歌はラブゲッCHUのオープニングなのに誰も気付かなかったとかいう話を経て、まんがライフMOMOで連載中の萌え川柳についての話に。

萌え川柳・第一回サンキュータツオ

そこで萌え川柳家元なるタツオさん主催で、新年最初の萌え話の前に萌え川柳大会が催されました。
黙々と作り続ける国井さん亀子さん比嘉さんに、割かし余裕のある三平さん。そして流石の家元タツオさんがトップバッターをつとめることに。
タツオ「ずれている 曇ったメガネが 『間に合った!』
国井「おお〜!さすが家元!」
タツオ「解説させてもらうと、素人さんは『間に合った 曇ったメガネが ずれている』としがちなんですが、あえて順番をずらすことによって、押したい力点を最後に持ってくるのがコツです」
三平「お前のそういうインテリっぽいところが大嫌い!
お次は三平さん。
三平「冷めた目で 『女ですけど』 とボクっ子
タツオ「『女ですけど』って言われるっていう事は、それまでずっと男だと思って接してきたってことですね」
三平「コレ結構リバーシブルに使えるかなって。…冷めた目で 『男ですけど』 とシンジくん
国井「シンジくん限定じゃん!」
タツオ「非常に行間があって良いですね。萌え川柳は奥行きが感じられると良いですね。じゃあ次…歌丸さん
比嘉「……」
三平「それは酷いよ!ここはストレートにハゲ丸さんでいいよ」
ということで次は比嘉さん。
比嘉「こっちかな? だってアホ毛が 動くもの
タツオ「これは、深いね」
比嘉「ババヌキでババのほう触ると、アホ毛がピクピク動くんですよ」
タツオ「あー、なるほど。でも説明がないと良くわかんないね。こういうときは『誰々ちゃんとババヌキやって詠める』みたいに前振りを言うと良いと思います」
三平「あいつ誰なの?
タツオ「家元ですけど
そして亀子さんのがひどかった
亀子「寝正月 ブブブブブブと コタツでオナラ
タツオ「…どこが萌えなんだよ!!
亀子「男の子の前でブブブってオナラしちゃう子は居ませんよ!それでもしちゃうんです!っていうことは、それだけ仲が良いってことじゃないですか」
タツオ「うん…うん?
三平「ただの熟年夫婦じゃない?
亀子「それにボクはオナラが好きなんです!」
三平「…お前、ちょっと失敗したと思ったろ」
亀子「これまんがライフMOMOに
比嘉「ふざけんな!
そして真打の国井代表。
国井「八百八で 今日も『う〜ん』と 覗き込む
タツオ「これは…」
国井「買い物に来てるんですよ」
タツオ「あー!お兄ちゃんのための買い物だね」
国井「そうかも知れないね。ちょっと覗き込んでる感じで。『今日はキャベツが丸いわね』みたいな」
比嘉「風刺が入ってますよ
三平「キャベツと一緒に世相を切ったよ!
国井「上手いこと言ったな!」
比嘉「で、結局タツオ賞は誰なんですか」
タツオ「ん〜、やっぱ俺かな〜!
一同「オイ!

その後はちょこっとコミケ話。
キン肉マンやおい本で悪魔超人ブラックホールと正義超人ペンタゴンがタッグを組むまでの話、というのが収穫だっという三平さんや、比嘉さんのコミケを1万円で乗り切る方法、ナベシンの思い出、タイトル買いはある、などなど。

亀子のぶおの「働きマン」松方弘子萌え話

ということでいよいよ本題の萌え話に。まず一番手は亀子さんによる「働きマン」の萌え話。
亀子「年越しに『還暦熟女』ってビデオ見まして」
タツオ「年越しでかよ!」
亀子「それで年末にコンパにも呼ばれまして。それで27・8歳の女の人たちが来まして、真面目な話したりして、意外と話が合うなと」
タツオ「真面目な話?」
亀子「エヴァンゲリオンの話とか
三平「それ真面目か?
亀子「それで松方さんも28だし、僕はU_30の松方さん好きなんじゃないかな、と思って『還暦熟女』のビデオ見て、その日に見た夢を書いてきました」
タツオ「アンダーサーティーって、そんなジャンルあんの?」
そして自作の働きマン絵を持ってきた亀子さん。なんとひがスィー先生を上回る画力に一同騒然。ひがスィー先生の断筆宣言までなされました。
それで肝心の萌え話。週刊『JIDAI』新人編集者の亀子さんが新年会で料亭に来たとき、たまたま北朝鮮工作員を発見してしまい、というあらすじ。
三平「…話でけえな!
亀子「松方さんは止めるんですけど、ボクは取材しようとするんですね。スクープが欲しいんですよ。血気盛んですから。ちょうどスパイカメラも持ってる」
三平「スパイカメラって、それ絶対なんかの付録だろ!」
タツオ「『血気盛ん』て、なんか使いたくなるフレーズだな。俺のときも使お!」
亀子「そのときハングル語で『誰だ!』って言われてバレるんですね。それで松方さんが『カップルの振りしよう!』って…フヒヒ!
タツオ「…たぶん、比嘉君より一番犯罪に近いよね
亀子「それで抱きついたり、うっかりいけないところを触っちゃったりしちゃうんですよ。それを見た某北朝鮮の人もなんとなく『あ、そういうことですか』って見逃してくれて
タツオ「北朝鮮チョロいなあ!
最後は編集長に怒られたりもしたけど、松方さんからちょっとだけ褒められて、おしまい。
三平「ちょっと北朝鮮に親近感持っちゃったよ
タツオ「恋人の『振り』って良いよね!現実にはそういうイベントまず無いし。恋人とかは別に良いから、恋人の振りだけして欲しいなあ

三平×2の「R.O.D-THE TV-」マギー萌え話。

三平さんは2年半前の萌え話の続き物という、熟成された萌え話。
「背中からそっとバックドロップ」などの小説を書いている作家・三平は、同業の菫川ねねねと懇意にしており、家族同然の付き合いをしているという。最近スランプだったのだが、正月の年始参りにねねね先生のところに訪れたら…という設定。
三平「ドア開けたら、そこには女物の晴れ着をちょっと着崩したジュニアくんが、ミシェールさんに追っかけられて、俺のほうに倒れこんできてさあ…
亀子「こんな感じですか(羽織っていた着物をはためかせて)」
三平「いやーっ!やめてぇっ!…穢されちゃった、シャワー浴びてきて良い?」
なぜかジュニアくんは三平さんに恋慕も混ざった憧れを抱いており、あられもない姿を見られて恥ずかしがる…といった、ジュニア話としか思えない展開が続きます。
三平「それでアニタやナンシーさんは着物着てるんだけど、マギーは恥ずかしがって普通の服なんだよね。ミシェールさんは一人だけチャイナドレス着てたりするんだけどさ」
タツオ「あー、あの人トンチンカンだから。俺との結婚式の時もあのチャイナ着てたんだよなぁ
三平「だからなんで入ってくんの!もう、ATフィールド全開!」
国井「三平ちゃんシャワー浴びて良いよ
オールキャストな新年会の後、皆酔いつぶれ、アニタミシェールさんを、読子はねねね先生、ジュニアはナンシーさんをそれぞれ介抱するために、それぞれの部屋に散っていく。
三平「で、必然的に俺がマギーを介抱すると」
タツオ「てめーで用意した必然じゃねーかよ!それ考え付いたとき感動したでしょ」
そしてマギーの晴れ着も見たい、今度の新作で賞を取ったら見せてくれ、というような会話をしてから一年後の正月、「そっと」シリーズの新刊でスニーカー大賞をとった三平さんが年始参りに行ったら、そこには晴れ着姿のマギーが…というところでおしまい。
タツオ「三平さんは『皆に好かれたい』じゃ満足できないで、『みんなに憧れられたい』っていうとこまで来てるのがすごい尊大!」

沖縄の比嘉の「THE IDOLM@STER高槻やよい萌え話。

今回比嘉さんが題材で選んだのはアイドルマスター高槻やよい
三平「でも俺たちアイドルマスターやったことないんだけど、比嘉君やったことあるの?」
比嘉「ないです。だからこそ、このテーマ選んだんです」
国井「あえて思いを入れすぎる前にね」
比嘉「本当はXBOX買ってからと思ってたんですけど、折角だから新年のチャレンジと思って、中野のゲーセンでやったらメチャメチャはまりました」
国井「新年早々のチャレンジが妄想か…
比嘉「だからまだ僕もキャラ設定とか掴みきれてないんで、変なところがあったら手を上げてください。5人以上手を上げたらやめます
無言で手を上げるアニメ会一同。
比嘉「おい!」
ゲーマガをカンペ代わりにして萌え話を始める比嘉さん。
比嘉「今日は765プロのコンサートが中野ゼロであるんですけど、ぼくは近所の公園で海賊版のDVDや生写真を売ってる人です
三平「それ絶対アイドルとフラグたたないよ!悪人じゃん!」
タツオ「なんで好きにして良い妄想なのに夢がねえの!?」
比嘉「それでアルバイトを雇ってまして、そこに偶々やよいちゃんがバイトでやってきて
三平「え〜と、ちょっとまって。俺の読解力が足りないのかな?
比嘉「設定だとやよいちゃんがアイドルになる一年前の話なんです。なんでも彼女すごいお金が欲しいらしくて…」
三平「そんな前科のある子がアイドルになろうとするのか…
やよいのおかげで色々あったが店は繁盛。その時、「なにやってんのよ!」という声とともにブルドーザーが現れる。
比嘉「運転してるのは普通のオッサンなんですけど、その上に乗ってるのが…え〜と…(ゲーマガで名前を探し始める)」
三平「調べとけよ!」
比嘉「水瀬伊織ちゃんていう、とにかくその子がブルドーザーで現れて。彼女は自分のみっともない写真が売られてるのに怒ってて、ブルドーザーで店をなぎ倒しにきたんです」
三平「アイドルだよね!?比嘉君の萌え話はなんで毎回重機が出てくるの?」
比嘉「それで彼女がブルドーザーで突っ込んできたら、別な店の人に棚が倒れて、その人が血を流してしまって、伊織ちゃんも『そんなつもりじゃなかったのに』って蒼ざめちゃうんです
三平「そんなつもりじゃないって、ブルドーザー持ってきてりゃ、どうみてもその気マンマンだよ。この伊織ちゃんて子は、ゲームにもそういうシーンが出てくるものなの?」
比嘉「いやー、わかんないです。でもツンデレなんでね?」
国井「ツンデレ=ブルドーザーじゃねえよ!
比嘉「そしたら悪徳スクープ記者の悪徳ってやつがいて、伊織ちゃんのスクープ記事ゲットとか言ってるんですね。そいつはゴシップ記事でアイドルの足を引っ張る悪役なんですよ!」
三平「お前も似たようなことしてんだろ。同じ穴の狢だよ
国井「何『僕は怒ってます』みたいな口調なんだよ!お前もやってんだよ!」
比嘉「それで…その後てんやわんやありまして
国井「おおい!そこどう纏めるかが一番大事だろ!」
タツオ「ヤシガニ萌え話だわ」
比嘉「実は棚を倒したのは悪徳自身で、それを偶々カメコが撮ってたんですね。それで一件落着して、救急車がピーポーピーポーときて、消防車も」
タツオ「比嘉君は働く車が好きなんだね。お前子供か!」
三平「消防車いらなくね!?
比嘉「それで南口の交番からもおまわりさんが『どうしたのよ〜』って自転車こいで来て」
タツオ「あそこのおまわりさんそんな面白い人なの!?ここでキャラ立てる必要性まったくないよね?
比嘉「それで悪徳は連れて行かれて、やよいちゃんが『やりましたね店長!ハイターッチ!』ってやって、伊織ちゃんにもハイターッチってやったら、伊織ちゃんが『べ、別に嬉しくなんかないんだからね!』って言うんですね」
タツオ「ツンデレの帳尻合わせしなくても良いよ」
三平「伊織ちゃんはホントにそういう事言う子なの?」
比嘉「どうなんスかね
三平「…ある意味、妄想の源流を見ているような気分だ。純妄想
比嘉「それでおまわりさんにも『ハイターッチ』ってやったら手錠をガチャっ!」
タツオ「おお!綺麗にオチついたね!」
比嘉「それから一年後、やよいちゃんはアイドルとして中野ゼロで歌っていて、僕はやよいちゃんの生写真を売っているんです
三平「お前は更生してねーじゃん!

国井咲也の「金色のコルダ」日野香穂子萌え話。

国井さんの話は、なんか設定とか背景が物凄く複雑な話でした。
多分相当お話を練ったんだろうなあと思ったのですが、情報量がメチャメチャ多いんで時間足らずな感じになってしまいました。
舞台はドイツ。年越しのコンサートに招かれた香穂子は、超ハイテンションでメタル好きな日系ハーフの運転手・国井の車に乗ってホテルに向かう。以前、香穂子は同国の軍国主義的な民族主義者たちに戦意高揚のための演奏を頼まれて、音楽に対する考え方から断っており、道すがらそのことを思い出していた。
三平「…なんか、凄い難しい話だね
国井「それで道間違えてアウトバーン降りちゃって。日野さんは『道間違えてませんか!?』とか聞くんだけど俺は『ぜ〜んぜん!ぜ〜んぜん大丈夫ッスよぉ!』とか言って、バックミラーをまわすと、後ろにはついてくる黒い車が!」
タツオ「お!なんかが起こるね!」
国井「で、スラム街で降りて国井はどっか行っちゃうんだけど、戻ってこないのね。そしたらチンピラがやってきて、真紫のグラサンに金髪のモヒカンにアロハシャツ着てるんですよ
タツオ「なんか色々混じってるよ!?
国井「別にみんなのことじゃないよ」
三平「金髪でモヒカンの奴なんてそうそういないよ?」
国井「リーダー格の紫の男は『オレの落語聞けよ』って言ってきて、アロハは『ハイサーイハイサーイ』って言ってんの」
タツオ「ええ!ドイツで落語!?
三平「しかも今比嘉君アロハシャツ着てないから分かりにくいし」
国井「それで金髪モヒカンのチンピラが日野さんのバイオリン持って逃げちゃって。それを追いかけたら人気の無い場所にでて、押し倒されちゃうんですよ。『どうせ渡すならこんくらいのご褒美は貰っても良いよな』とか言われて」
タツオ「あー、でも俺そういう事言うわ多分
国井「で、チチ当ての真ん中のところをナイフでプチって切ってさ」
タツオ「チチ当て言うなよ!
三平「それ国井さんの願望もちょっと入ってない?この人、歌舞伎町のイメクラでブラックリストに登録されてるよ。絶対
国井「その時銃声が二つして、モヒカンとアロハの頭が撃ちぬかれて吹っ飛んじゃったんだ
三平&比嘉「えー!!
国井「そこに日野さんたちをつけていた黒い車の男が現れるんです。CV子安さんで金髪碧眼の綺麗な青年が」
タツオ「いい男=子安」
国井「それで金髪の男は『私はただ連れて来いと言っただけだ。愚民どもめ、お前たちには我々の崇高な目的は理解できん。消えろ』とか言って銃で紫を撃ち殺すんですね」
三平「三人全員死んじゃったんだ
国井「おびえる日野さんの前に血だらけのサンキュータツオのサングラスが転がる!」
タツオ「俺って言ってるじゃん!
三平「それなら俺たちの名前も出してくれたほうがモヤモヤしないで良かったよ!」
国井「もうどういう人かわかりましたね?そういう人たちに狙われてるんです」
三平「どういう人たちって…漫才バカ一代?
タツオ「この3人ならねえ」
国井「そこでまた銃声が響いて、金髪の男の右手が吹っ飛んだんです。そこにはさっき離れた国井が銃をかまえていて、実は彼はネオナチから彼女を守るボディガードだったことがわかるんです」
その後香穂子は、国井が実は1972年生まれで、ミュンヘンオリンピック事件のときに父親を亡くしており、母も心労で倒れた、といういう過去があったことを知る。
タツオ「何でドイツまで行ってんのに自分の年齢下げないんだよ!
三平「よく妄想に史実をねじ込んだな」
それでいよいよ香穂子の演奏が始まる。しかし国井は本来のテレビ放送のスタッフが皆殺しになっているのに気付き、あの時の金髪男が香穂子を狙撃しようとしていることに気付く。そして国井は演奏している香穂子の下に走っていき、香穂子を庇って撃たれる。
国井「そして狙撃した奴も撃ちぬかれ、そいつが客席にいた全身タイツの男に倒れこんでギャー!となる!」
三平「あ、良かったじゃん亀子、ちゃんと出てきたよ。仲間はずれになってなかった」
亀子「後で抗議しようと思ってたんでよかったです」
そして数日後、香穂子の乗った飛行機を見送る国井。そして新たな任務にむかう…
国井「というところでスタッフロール!」
三平「どういう話だったかというと、国井さんが映画監督になりたいっていうだけの話だったね」
国井さんの話で結局時間がなくなってしまったので、タツオさんの話は今度の「にじいき」で発表ということに。


ということで今回の「がんばって萌えまっしょい!」は無事終了。
いやー、正月から濃厚な妄想の、良い初笑いでした。多分世間的には観客含めて相当奇妙な空間だったと思いますが。
しかしホクホクと笑顔で中野駅に向かうみんなを見てると、これで良いのだと思いました。
ということで次回のライブは3月5日。同じく「がんばって萌えまっしょい!」ライブですよ。

「ふたなり美少女の僕がゴスロリハーレムの玉座に君臨し日々バケツ3杯分の精液を搾り取られ続ける」ようになる方法

ひらけ、夢の扉!
クロミ 「おねがいマイメロディ」より)

タイトルはhttp://dolbacky.jp/cider/hasulog/archives/2006/01/post_349.htmlから。
明けましておめでとうございます。
結局年末は更新出来ずじまいで、まあ今年もそんな感じなんだろうなと思いつつ、新年一発目ということで今回はこんな本をご紹介したいと思いますよ。

脳は眠らない 夢を生みだす脳のしくみ

脳は眠らない 夢を生みだす脳のしくみ

この本は心理学・分子生物学・神経生理学・物理学などの様々な学問領域において、「夢」と夢をめぐる「脳」いうものがどのように研究されてきたのかを書いた本です。
レム睡眠」というものが発見されるところから夢研究の端緒が開かれ、そこから脳医学者たちの手によってフロイトの夢理論が論破され、さらにまた心理学者たちの脳研究によってフロイト理論が再評価され…といった研究史を辿りながら、脳と夢についての理解を深めていく構成になっています。
それだけでも凄く面白いのですが、今回注目するのはそこではありません。
僕はこの本を通じてタイトルのように喪男がある朝目覚めたらふたなり美少女になる」とかの、ありえない妄想を実現する手段の一つを発見したのです!
…うん、なんだけど。
でも、みんな一度は妄想した事あるでしょう。エロゲーやりながら、モニターの向こう側に、2次元に行けたらって。夢でもいいじゃないですか、行ければ。
一部の妄想力逞しい人の中には覚醒しながら2次元に旅立てる人もいますが、妄想力にも格差があります。
しかし、夢を見ている時は論理的思考が抑えられているので、誰もが2次元の扉を開くことが出来るのです!


すこしだけ夢について説明しましょう。
夢には様々な効果があり、それは生存に適した行動のリハーサルであったり、覚醒時にインプットされた情報の編集・整理作業だったり、覚醒しているときに感じたストレス感情の処理だったりするそうな。

動物から受け継がれた夢見るということは、恐ろしい出来事を安全な状態でシミュレートする行為。だから人や動物に追われたり、どこからか落っこちたり、誰かと戦ったり、職場で深刻な失敗をするような、様々な種類の不安な夢を見るのです。また情報の整理を行うものでもあるので、突飛な夢の中に知人が普通に登場してたりします。また鬱病患者は、レム睡眠が少ないので夢をあまり見れず、ストレスを処理仕切れないのだという説もあります。
とはいえど、ただ不安な夢ばっかりというわけでもなくて、楽しい夢も見たりします。たとえば空を飛ぶ夢。それはフロイトっぽくオーガズムの隠喩というより、幸福感の比喩的な表現だったりするそうです。
カナダの大学生を対象に50年かけて行われた調査によると、時代・文化を超えて最も普遍的なテーマの夢があり、それは「追われる夢」「落下する夢」「学生生活の1コマ」「性的体験を持つ」の四つに分類できるそうです。
それらはあくまでも生存のリハだから、夢と実際の覚醒時との区別がつくようにしなければいけない。人間は「これは夢だ」と言語を使って判断することで、夢と現実の区別がつきます。言葉を持たない動物や未成熟な子供は夢と現実の境界の判断がつかない。そうなると、自分や周囲を危険な目にあわせかねない。
だから普通、夢は起きたらすぐ忘れてなかなか思い出せないようにできているんですな。


さて、そんな風に自分の思い通りにならず、覚めればすぐ忘れてしまうような夢。しかし夢を見ている最中にも「これは夢だ」と自覚しながら、夢の世界を遊ぶことが出来たりします。
それを明晰夢といいます。
明晰夢」でぐぐると、オカルト系というか、流行のスピリチュアルなサイトがちょくちょく引っかかります。「幽体離脱」とかその辺の話と一緒に説明されたりとか。なんで人によっては「明晰夢かよ…」みたいな感じでちょっと引いたかも知れませんが、まあもうちょっと読んでくださいな。
明晰夢の研究は比較的新しい分野で、こういうオカルト的な言説も多いものの、きちんとした科学的な根拠のある現象です。定義としては「レム睡眠に入り脳の生理的な状態が変わっても、強い意志が働いてるために、自己意識が保たれている状態」ということだとか。
どんな作用で夢のなかで自己意識が生まれるのかは未だ研究中。しかし、夢を見ているときに夢の世界を意識するのは可能で、さらに訓練をつめば、夢の展開を意図的に操作できるようになるのです。
どうすれば明晰夢を見られるようになるのか、本の中でも様々な方法が示されています。瞑想を行う人は明晰夢を良く見るそうです。「自分の感情や行為・思考を第三者の目で眺めると同時に、当事者としてもそれを主体的に体験できなければならない」というのが夢を見ている最中に明瞭な意識を保つコツなのだそうですが、これは瞑想を行うときと同じなので、瞑想できる人は明晰夢も見やすいそうです。

また睡眠時間の後半にはレム睡眠の継続時間が長くなり、明晰夢でなくともストーリー性のある鮮やかな夢をみる。そこで通常よりも1・2時間早く起き、30分程度起きた後で二度寝する。と、明晰夢を見る確率が15倍から20倍あがるそうです。


明晰夢研究の第一人者であるスティーブン・ラバージによると、明晰夢の経験を積めば積むほどいろいろと夢を操れるようになるんだとか。そして読み進めていくと、さらにとんでもないことが書かれています。

明晰夢に特有な意識の状態を利用して、セックスを楽しむ人たちもいる。これこそ究極の”安全なセックス”である。
アンドレア・ロック 「脳は眠らない 夢を生み出す脳のしくみ」より)

これだ!
いや、実際はそんな大きなトピックでもないのですが。
ある人は明晰夢を見るときその内容の3分の2が性的なもので、実際にオーガスムを感じることもある。…というので調べたところ、実際夢の中の体験が現実のように感じられ、男女問わずオーガスムに達することあできるんだそうです。
よくエロい夢見ると夢精するとか言われますが、実際には射精する場合とそうでない場合があります。
レム睡眠時にはペニスが自動的に勃起するので、その刺激で射精するのが夢精です。そのときもエロい夢を見るものの、それは勃起した感覚が脳に伝わり、それを説明するために夢がエロティックな筋書きを作るという順序になるのです。つまり、生理的反応がまずあって、それに対応した夢が作り出されるのですね。
明晰夢の場合、夢精はしません。
明晰夢では夢を見ている人が意識的にセックスを持ち込むので、夢と生理現象の順序が逆になります。普通、妄想の場合はそこで勃起したりすることもありますが、レム睡眠中は運動神経系の殆んどがブロックされているので、そうはなりません。


たとえ脳内で生み出した幻想でも、夢の中では現実のように感じられます。夢も目覚めているときの妄想も、同じように記憶の中の情報を再構築して出来上がっているものなのに、なぜ夢のほうが遥かにリアルなものとして感じられるのでしょうか。
それには二つ理由があります。
覚醒時に妄想していても、外から入ってくる情報を五感で感じているので、そちらの情報のほうがニューロンを遥かに刺激するので、どんな優れた妄想でも現実の感覚刺激には負けてしまうのです。しかし脳は、夢をみているときにそうした外的な情報をほぼシャットアウトし、内的に生じた情報だけで夢を形作るので、虚構のイメージを現実として受け止めやすいのです。つまり、夢ではイメージのみに集中しているので、現実と感じやすいのです。
二つ目は、覚醒時には内的に生じたイメージがあまりにリアルなものとならないよう、脳が意図的に制御されているのです。進化的な話で言うと、現実に襲ってくる捕食者と想像上の捕食者が区別できないと危機に陥るからっつうことですね。でもまあ、妄想と現実の区別がつかないとヤバイことになるのはオタクなら誰でもご存知でしょう。
現実認識と妄想にはっきりとした差をつけるにはセロトニンつう物質の働きにが大事だそうですが、レム睡眠中にはこのセロトニンの分泌も抑えられているので、内的な妄想が外的な現実と感じられてしまうのです。外からの情報が入ってこないので、なおさら夢の中では現実と妄想の区別がつかなくなるのです。


オタクは良く妄想を口に出し、妄想と現実、夢と現実を語りますが、意外と夢については知らないもの。
夢とは妄想の一種で、現実の一種。
現実ではどんなに妄想力の発達したオタクでも、自分や他人の妄想に「ぶっちゃけありえなーい!」と思ってしまう瞬間が少なからずありますが、夢ではそれが全てアリアリな現実のものと感じられます。さらには全てが思うがままにならずとも、訓練を積む事で物理法則すらコントロール出来るようになるのです。
全てのオタクが目指すイデアの世界への道は、意外と身近で良くお世話になってる場所――つまり夢のなかにこそ、存在するのではないでしょうか。

夢も起きているときの現実も幻想の上に成り立っている、あるいは、夢を見ているときの意識も起きているときの意識も本質的にはそう変わらないといえば、奇妙な感じがするかもしれない。しかし、こうした仏教の認識論は科学的に根拠のあるものだ。覚醒時も睡眠中も、私たちの意識は、その瞬間に入手できる最善の情報源から、脳が作り出した世界モデルをベースに機能している。…(中略)…記憶の強化や学習に関する多くの研究が示すように、夢の中で何かをしたり、見たり、感じたりすることは、実際に何かをしたり、見たり、感じたりすることとただ似ているだけではない。経験にもとづく世界モデルを作り上げる神経回路線にとっては、この二つはまったく同じことなのだ。

アンドレア・ロック 「脳は眠らない 夢を生み出す脳のしくみ」より)

夢だけど、夢じゃなかった!
(サツキとメイ 「となりのトトロ」より)


寝てばかりもいられねえっつうのが、人間の辛い所ですがね。
それでは皆様、よい初夢を。

仕事納め

ということで、今日で今年の仕事も終わりました。
よーやっと、ここ2・3ヶ月ばかり続いた、「日付変わってからおうちに帰ってくる生活」から開放されました(;´Д`)
8月下旬からあっちこっち行き来する用事が増えて、9月半ばの初秋の頃からやること多くなるなっつう感じがしてきて、10月に「うーん疲れた、ブログ書くのは明日にして今日は寝よう…」とかして日々を過ごしてたら、11月からアホみたいにヒマがなくなってしまい、ここ1・2ヶ月はろくに読書もネットも出来ん有様。(;´Д`)
もうちょっとした浦島太郎気分ですわーとか言おうと思ったけど、世間の話題もそんな何が変わったわけでもなかった。( ・ω・)


しかし世の中、ぼくより100倍忙しいのにきちんと本読んでブログとかも更新して、っていう人は大勢いると思うのですが、皆さんホントにすごいのだわ。あれか、新書とかでよくある業務の効率が上がるテクニックとか、モチベーションコントロール云々とか、自己管理のどうたらこうたらとか、そういうナニをアレしてんのか。


まあなんにせよ、これから一週間くらいは時間に余裕のある生活になるんで、今度こそどんどん更新しますよ!
ってこのセリフも何度目だろうか。
でも明日は大掃除と帰省があるんで一回休みます。
やる気はすごくあるんです。ホントに。

PCが壊れた(’A`)

ということでまた久しく更新してなかったのですが、実は20日の夜に家に帰ってきたら、このクソ忙しい中PCが起動しなくなりまして。
「ばか!ばか!まんこ!」と罵ってみたり、「おおPCよしんでしまうとはなさけない」と呆れて見せたり、「失ってみてはじめて、きみの大切さに気がついたんだ」と甘い声をかけても直らないので、しかたなくセーフモードで起動を試みたり、電源かどっかがヘタったのかと確認したり、うろ覚えのコマンド入力とかを色々してみたのですが、結局どうにもならず。(’A`)
でまあ面倒だしいっそのこと再インストールしようと思ったのですが、年末進行の上にあちこち行かなきゃならないので時間がまったくない!(’A`)
で、チマチマと隙を見てはXPを入れたり、ウイルス対策ソフトを入れたりして、ようやく今日ネットにつないでも問題ないレベルまでこぎつけました。
しかしなんだ、クリスマスはイブも当日も別に良いことなかったな…
男四人で山奥から山奥へ何時間もかけて車で移動したり、ミスタードーナッツで売れ残りのドーナッツを夕食代わりにしたり、PCぶっ壊れたり…
はて、良い子にしていればミニスカサンタが妹をプレゼントしてくれるというお伽噺は嘘だったのじゃろか。(’A`)


そういや去年はクリスマスをどう過ごしてたのかなあとブログを見返してみたら、夜まで仕事してモスバーガーで飯食って店員の姉ちゃんに愚痴たれてと、今年と大して変わってなかった(’A`)
ていうかパソコンが健在だったぶん、一年たって余計にひどくなってるような。

アニメ会ライブの外野話と思い出ぼろぼろ

さて、ようやっとライブのレポも書き終わりました。
書きあがりが遅くなってしまい申し訳ない。誰に申し訳ないのかようわかりませんが。心の中の何かに対してです。


今日はアニメ会ライブに行くまでの話でも。
実は今回、アニメ会のお手伝いさんという方にわざわざお招きいただきまして。
正直、それまでは「今回は行けるかなあ」という感じだったのですが、メールもらってウヒョー誘ってもらっちゃったーいと浮かれ、折角招いてもらったんだし行くしかねえ!と思い直しました。
しかし行くと返事をした後で、「他人がなんもなしに自分みたいなのを招いてくれるはずがない」つうようなネガティブで人間不信な思考にとらわれてしまいました。うん、疲れてたんです。

「もしかしてこれは俺をおびき出す作戦で、普段からレポ書いてるのを、ネタバレやめろとか言われてシメられるんじゃなかろうか。芸能界はおっかねえ」
とか、普通に考えてそんな手の込んだ真似しねーだろっつうようなことを妄想してしまい、「なんか手土産を持っていけば、さほど邪険に扱われることもあるまい」とか無駄な策略を巡らせたりしてました。
でまあ当日、野方の方に行きまして。
「ああ、ここまで来て『あんたなんか知らんよ』とか言われる嫌なドッキリだったらどうしよう。家帰って寝よう」とか思いつつ区民ホールの階段を降りてゆき、「招待していただいたものですが…」と言って名簿に名前書いたらすんなり通してくれました。
こういうお金とるものに招待されるのも生まれて初めてなので、どういうものなのか良く分からなかったのですが、名前言うだけですんなり通してくれることに感動しました。
でもって結局シメられなかったので「なーんだやっぱりそんな乱暴な真似するわけないよ良い大人が」と一転して浮かれ気分でホールに入ると、「今度はどこに座るか」が問題として浮上してきました。
普段は普通の客席に座っていますが、今日は曲がりなりにも招待客。ということはあの「招待席」の方に座っても良いということか?というかむしろそっちに座ったほうが良いのだろうか?今から「招待席の方に座って良いんですか?」と聞きにいこうか。いや、さすがにそう聞きにいって「ダメです」とは向こうも言えないだろ、ってことはどっちにしても招待席に座った方が良いんじゃないか?よしここは思い切って招待席に座ろう!
とかなんとか考えながら1・2分くらいドアのあたりをウロウロした後、招待席の端っこの方に座って、誰かに「そこ座らないでください」と言われないことを祈りながら開演まで待ってました。
で、ライブが無事終了して「ああ今回も面白かった、土産も渡したし帰るか」と思っていたら、招待してくださった方とご挨拶させて頂く事に。そりゃまあ挨拶くらいするだろっつう話なんですが、狼狽と弛緩の繰り返しでそこまで頭が回っておらず、緊張が一気にピークに達して頭の中が真っ白に。

招待してくださった方「今日はお越し頂きどうもありがとうございます。○○と申します」
オリ「で、デドディンマンディス」(←ろれつがまわらずオンドゥル語っぽい言葉になってる)
招待してくださった方「?」
オリ「あう、yくtgf('A`)」(訳:ええと、こちらこそお招き頂きありがとうございました)
招待してくださった方「はい…私これこれこういう者でして、アニメ会さんたちのお手伝いをさせてもらっておりまして云々」
オリ「は、はい('A`)」
招待してくださった方「ええ、……」
オリ「………('A`)!」(←もしかして自分もちゃんと自己紹介したほうが良いのかと思い至る)
招待してくださった方「ええと、なんたらかんたら」(←気を使って色々と話題を振ってくださってる)
オリ「ウェイ、ウェイ('A`)」(←しかし「ああ、何だコイツとか思われてるんではなかろうか」と脳みそパンク気味なので生返事しか返せない)
招待してくださった方「ええ、うん…」(一瞬の沈黙)
オリ「('A`)」(←ヤベー、言葉詰まっちゃったよ!俺のせいだ、何かしゃべんなきゃ!でも、むしろ「じゃあ今日は楽しかったです、ありがとうございました」つってもう帰ったほうが良いのかな!?とか思ってる)
招待してくださった方「それでは今日は…」
オリ「あ、それジャア('A`)」(←あ、やっぱり今日はこれでお別れね…と一抹の寂しさを覚えつつ、帰る態勢に)
別な方「あ、今日はどうもありがとうございました」
招待してくださった方「あ、どうも」(←向こう側に挨拶)
オリ「キョ…('A`)」(←「さようなら」をするタイミングを逃して途方にくれる)
別な方&招待してくださった方「うんぬんかんぬん」(←それなりに話が盛り上がる)
オリ「('A`)」(←このまま突っ立ってるのも如何なものかと思っているが、挨拶せずに帰るのも失礼なので、タイミングを計りかねている)
招待してくださった方「それじゃあ今日はお疲れ様でした。ブログには何書いてもらっても、本当に結構ですから」
オリ「は、はい。今日はありがとうございました。失礼します('A`)」(←帰り際だけ普通にしゃべれて如何なものかと思う)


オリ「………('A`)!」(←階段を上ってる途中、そういえばアニメ会のマネージャーの方に「さようなら」と言ってないと気づくも、今から戻ってするのもおかしいのではと迷い、結局そのまま帰る)


とまあ大体こんな感じの挨拶になってしまい、帰ってから「ウギャー!失礼なことをしてしまった、失望された、もうだめだ死のう」とかゴロゴロ悶えてました。
普通に考えれば、どうあれ誘ってくださるってことは、向こうもこちらとそれなりに仲良くしたいという思いあっての事だろうに、アホで失礼な妄想してたりね。本当にごめんなさい('A`)
ああ、やっぱりオラみてえな社会の沈殿物が浮かれて人様に会いに行くと、こんな目になるのだな、という…('A`)
別に普通に仕事とか集団での話っていうんなら、誰に会ってもそれほど緊張しないんだけどね…('A`)
個人的なものだと、どうもね…('A`)
その後もわざわざメールくださったのに、キモメールで返してしまったし('A`)
あ、書いてたら招待してくださった方へのお礼のメール出してないのに気づいた。もうだめだ('A`)


しかし思い返してみれば生まれてこの方、何かの集いに誘ってもらっても、良い思いをしたような経験があんまりないしなあ。
それから比べれば、今回は僕が自業自得なことしても、他は充分楽しめただけよかったですね( ・ω・)


例えば小学生の時分には何度かお誕生会に誘ってもらったりしました。
あれは一年生のころでしたか、「お誕生会にはプレゼントを持っていくものだ」ということを知らなかったんですな。
だからみんながプレゼント交換とかやってる中も、一人うつむいてケーキ食ってるしかなく、ゲーム大会に移ったあたりでこっそりと帰ったり。
んで罪悪感と自己嫌悪感に苛まれて「ちくしょうバカヤロもう誕生日会なんていかねーよ!」と泣きながら神に誓ったような記憶くらいしかないです。
あ、あと少し長じてからの話ですが、友達に誘われて面識すら無い「友達の友達」の誕生会に紛れ込んで、気まずい思いをしてしまったこともありました。
当日友達といつものように「うちのファミコンくにおくんの大運動会でもして遊ぶか」と考えていたところに、
「今日は別な子の家に遊びに行くんだけど、お前も行く?PCエンジンで遊べるぜ!」とイキナリ誘われ、
「ええ!?ということは、あの噂の超兄貴とか天外魔境を遊べるのか俺!?」と浮かれた僕は、うっかりノコノコとその友達の友達の家に行ってみると、なんと誕生会の真っ最中。
誕生会の主の「誰?こいつ」という視線を一身に受けながらも、「ここで引き返すのは俺の心の負けだ。この子と今日友達になって、PCエンジンでみんなと和やかに遊んで、あの時の誕生会のトラウマを克服して帰るんだ!」とかなんとか思い、その場に留まりました。
いま思えばさっさと帰っておけばよかったのですが、まだ小学生だったので、認識の甘い子どもだったんです。もちろんそんな上手く行くはずがありません。
普通に息子の友達なのだと勘違いしてケーキを勧めてくる彼のお母さんに対し、非常に気まずい思いをしたり。
考えてみればまたも空手なので皆がプレゼントを渡すシーンに混じれず、一人「おなかが痛くて」とウソついてトイレに閉じこもったり。
ようやくPCエンジンで遊べるかと思いきや、彼の持ってたのは普通のPCエンジンで、超兄貴はSUPER CD-ROM²か、対応のPCエンジンDuoでないと遊べなかったり…というか、そもそも彼は超兄貴なんてゲームを買ってもいませんでした。
「俺は何でここに居るんだろう」と思っていたら、誕生会の主がプレゼントがどうたらこうたらという話でお兄さんと兄弟喧嘩を始め、周囲の気まずさ最高潮に。
泣かされた彼は怒りの矛先を僕に向け、「なんなんだよオメーは、てゆーか誰だよ!」と至極まっとうな理由で怒ってきました。
仕方ないので僕は「ごめんね」とだけ言って誘ってきた友人を残し、とぼとぼと家に帰りました。
もちろん家に帰った後は「ちきしょうちきしょう来ちゃってホントにスイマセンねーバカバカクソガキクソババみんな死んじめーバーローもうどっこも行きたかねーよもーいー死ぬ!」と布団の中で泣きましたが。
っていうかこんなん書いてたらなんかホントに泣けてきた('A`)
もしかして人生こんなんばっかなのか俺('A`)
だからオイラは永野のりこ先生の「永遠のなかまはずれの国」とか読むと、涙が止まらねえんだよなあ!('A`)


ということで今日はかなり暗いトーンの話になってしまいましたが、まあ、なんだね、やっぱり人間、生来の宿命からは逃れられんというか、あれからもう十年以上経ってるのに、未だに精神の根っこでは成長できてないですね('A`)トホホ。

闇に隠れて生きる
俺たちゃ妖怪人間なのさ
人に姿を見せられぬ
けもののようなこの体
「早く人間になりたい!!」
暗いさだめを吹き飛ばせ
「ベム」 「ベラ」 「ベロ」
妖怪人間

妖怪人間ベム

「アニメだった。14」レポ

久々更新ギャー!ということで倫理マンもビックリな一週間遅れのアニメ会ライブレポをいってみたいと思いますよ!

開場

まずはオープニングムービー。
アニメ会の面々が録音スタジオのようなところで「God knows…」を演奏している。それぞれギターを弾いたりドラムを叩いたりしているのだが、各人がアップになると自分の萌えキャラや好きな作品を楽器にこっそり仕込んでいるのがわかる、という内容。
オープニングからそうでしたが、今回はやたらと金と手間暇注ぎこんだ濃い映像ばかりでした。普段から良く仕込んであるなあと思うのですが、特に今回は一つ一つ手の込んだ物ばかりで凄かったですね。
という調子で場が暖まったところにアニメ会登場。しかしなぜか亀子さんだけリリス姿で時間差登場。「ざわ…ざわ…」と書かれた福本伸行看板(ダンボール製)を掲げて美味しいところをさらっていきます。ていうかしばらくこの看板使ってるだけであんまり喋らなかったのですが。

アニメ会の2006年

まずは今年を振り返ってどうだったか、と言う話から。
三平×2「この間、『国井咲也ヘタレ説』ってのがあってさ。ラジオ*1の収録でスタジオ行ったら朴路美さんがいて。俺と比嘉くんは初対面だから『お疲れ様でした』って挨拶しただけなんだけど、国井さんはそれまで2回仕事した仲だったんだよ。だから俺らを紹介してサインの一つも貰いやすくしてくれるかなと思ったら、国井さんも『お疲れ様でしたー』って挨拶しただけで終わってんの」
サンキュータツオ「ええー!」
国井咲也「いや、だってそこで『ホラ一緒に仕事した国井です』とか言って『ハア?』みたいな対応とられたら俺もう立ち直れないじゃん!
三平「どんだけガラスのハートなんだよ!」
タツオ「だって、楽屋とかで朴さんに衣装をいじられたりしてるんだよ。それくらい顔見知りなのに」
国井「それでも、どうしても『俺たち知り合いじゃないですか』感を俺がだすのがちょっと…!
三平「あのね、国井さんはもっとmixiで慣れなきゃダメだ。外出てるのに出不精みたいなかんじだもん」

国井「八月に、一人でガイナックスさんの本社に打ち合わせで行ったんですよ。あのガイナックスに呼ばれるようになったか、とか思いながらね。そこで別にいた司会者の方が番組宣伝のセリフをマイクに言うはずだったんだけど、『僕は司会なのでそういうのは出来ません』となって、そこでお鉢が俺に廻ってきたんですよ」
三平「お鉢が。表現古いな」
国井「それで一応やったんですけど、周りで見てる人はプリンセスメーカー赤井孝美さんとかなわけですよ。『あの愛國戦隊大日本を撮った赤井さんが!』みたいな感じで足ガクガクで」
三平「完璧ファンの目線じゃねーか!しかも濃いファンだよ!だから国井さんは来年、新宿の駅前とかで『僕は国井咲也です!』って大声で叫ぶ訓練をしましょう。新人研修みたいに」
国井「だから俺も強いハートを手に入れないといけないなと思ったね」
タツオ「比嘉君的には今年どうだった?」

沖縄の比嘉僕は今年は秋葉原行きましたねー
タツオ「普通の人だよそれ!
三平「でも比嘉くんのアキバナビゲーションはすごいよ。目をつぶってもガイドできるみたいな。一緒に秋葉原歩いてて何度サミングしそうになったことか」
比嘉「メイドカフェはもう古いですよ!今はもう、食堂!大衆食堂です!
三平「比嘉君とこのあいだ一日秋葉原いたんですよ。駅前のゲーマーズに2時間いたり」
タツオ「メチャメチャ暇じゃん!しかもそれすごろくで言うなら振り出しで2時間でしょ!?」
比嘉「ビルの上から下まで四往復くらいしてました」
三平「それで夜、飯食おうってなって大衆食堂行ったんですよ。そしたらそこのおばあさんが最初、比嘉君に対してつっけんどんだったんですよ。ちょっと通路に出してた足を払われたり」
タツオ「そんなに比嘉君臭かった?
三平「インドのお香みたいなにおいだった
比嘉「おい!臭くないよ!におい関係ないよ!
三平「でも飯も美味しかったしね。それで帰るときに、ちょうど比嘉君が11月誕生日だったんで、そんな話してたら、そのばあさんが」
比嘉「『あんた、誕生日なんだって?おめでとさん』って
国井「デレだ!ツンデレだ!ツンデレババア発見!
タツオ「ツンデレババア!?都市伝説じゃん!新しすぎるよそれ!」

アニメ会ホスト部

「アニメ会の面々でホストクラブを開いてみよう!」というスライドショー。
国井三平タツオの三人はスーツにバラを咥えたりしてきめているものの、比嘉さんはなぜか北野武映画に出ていそうなアロハ姿で、亀子さんはいつものリリスコスにジャケットだけ羽織った謎の格好と、まず最初から間違ってる面々。


ホストの接客を見せるにはお客さまも勿論必要。ということでお客様役のマルチさん。

画像のとはまた違う抱き枕なのですが。

三平「これ持ち主僕なんですけど、これ持ってタクシー乗ろうとしたら乗車拒否されました。でも僕に非があると思います
この後も「三田佳子の息子みたいな顔で紅茶を注いでる国井代表」や、「ケーキを勧める河村隆一顔の国井代表」、「シャンパンを勧める目が凄い血走った国井代表」な写真が続く。注ぎ方はもちろんグラスの中にフィギュアの入ったフィギュア酒。
三平「だんだんこの辺からお客さんの反応が『またか』みたいな感じになってきますが大丈夫でしょうか」


ここまで書いて、やっぱり文章で伝えるのは無理だと悟ったので、どういう感じの写真が映し出されたかだけを列挙してみます。
近未来の体外受精装置みたいなシャンパンタワー、ちょこsisプラス実話ナックルズ裸エプロン国井、トーン貼りのバラの人、サンキュータツオの落語ショー(リスペクト楽太郎)、三平×2のモヒカンフラグ、村井国夫風チークダンスタツオ、目の輝く同人誌ソムリエ三平、三平×比嘉のBL(○三平●比嘉)、悪代官マルチなどなど。
多分なんだか良く分からないと思いますが、僕も何がなんだか良く分かりませんでした。


そして目玉のアニメ会特製ケーキが。
国井「ホストですから、『潤いを与える』と言うコンセプトでつくりましたどうぞ!」
スクリーンに、女体盛りならぬ亀子のぶお盛りの特大ケーキが俯瞰図で映し出される。
三平「脂身の上にスイーツがのってるみたいな…
タツオ「真ん中のケーキとか、仮面ライダーのベルトみたいになってるよ。砂浜でいじめられた子みたい」
遠くから見てみると、ベッドの上に寝そべった亀子さんを土台にケーキがそびえ立っているとおり、あまりにも異様な光景。
三平「NASAで宇宙人捕まえた職員が悪ふざけしちゃった
国井「ツインピークス2の死体っぽい
しかもそれをきちんと食べるアニメ会の面々。
というとなんだかサラっと流してしまいそうですが、特大ケーキと様々なスイーツを載せたリリス体型の男に、大の男3・4人がフォークでそれを貪る様というのは、この世ならざるものを感じさせます
三平「亀子さんは、食べられてる時どんな気持ちだった?」
亀子「気持ちよかったですね〜。フォークがたまに刺さるんですよ。じらし上手だな〜っ!」
さらに溶けたケーキが亀子さんの喉元になだれ落ちてきているハッピーピープル顔の写真も。どうでも良い話ですが、すぐ近くに座ってた女性客がこの写真を見て「エクレアおいしそー」と呟いてました。さすがアニメ会のライブに来るような女性は軽く狂ってるなと思いました。

亀子「2、3日体から良い匂いがしました」

ということでお帰りのマルチさんを、なぜか心霊写真チックな組み体操で送り出し、アニメ会ホスト部無事終了。今回はホスト部というタイトルと裏腹にアウターゾーンな顔芸が多く、写真の暗さと重なって、SAN値を凄い勢いで下げてきてましたね。


国井「写真撮ってるときは死ぬほど面白かったねー」
三平「悪ふざけもたまにはするもんだね。写真出来たら悪魔的な儀式が写ってて戦慄したけど

コスプレモンスター亀子

そしてお色直しを経て第二部に突入。
まず一番手は亀子さんの新作コスプレ披露。
ARIAよりアリア社長のコスプレ。と言っても手に「にゅ」と書いたダンボールをもって、リリススーツに帽子と犬耳つけてるだけなのですが。
前に「ウンディーネのコスプレしてる人はみんな社長役を求めてるよ」てなことをライブで言ってましたが、実際見てみると、リリスが進化した悪いポケモンみたいな感じです。
タツオ「アリア社長のモノマネやってみてよ」
亀子「ふぎゃぁ〜っ!
タツオ「フギャーじゃねえよ!
亀子「このコスプレ、全部で6万3000円しました
タツオ「え!ウソ!」
亀子「どれも全部フルオーダーですから」
三平「『にゅ』も?」
亀子「コレは0円です…しまった、プライスレスって言えばよかった!
タツオ「そういうのは楽屋でやってくれよ!

ふしぎ星の国井姫

次に登場したのはプリンセス・プリンセスの姫コスプレ*2をした国井さん。
出てくるなり圧倒的な存在感で、姫というよりドラッグクイーンぽかったです。舞台に上がるとやっぱり一人だけ遠近感狂ってました。
国井「アニメ会の姫で〜す」
タツオ「でかい!でかいよ!」
国井「いや、俺か清水愛かくらいのところまで来てるだろ」
タツオ「殺すぞ!?
三平「だから俺こういうオカマ二丁目で見たことあんだって!
国井「白と黒の新しいノワールですよ」
三平「亀子の色を合わせれば二人で葬式出れそうだよな」
タツオ「俺はオセロっていうコンビ組んだら良いと思う。しかしこんな人が我々の代表なんてなあ…」
三平「お笑い種だ
国井「今まで女の子キャラのコスプレだったのが、今回は男の子キャラのコスプレになったんですよ」
タツオ「ちょっとまって、国井さん何歳?
国井「来年40かな

そして亀子さんの腹をひたすらまさぐるという隠微な光景が披露された後、次の比嘉さんにバトンタッチします。

沖縄のマイメロディ

国井「ということで2006年の我々の大好き作品の紹介に行きたいと思います」
比嘉「あ、じゃあまず僕から」
タツオ「おお!ウスラハゲ」
比嘉「(鬼気迫る表情で)…ハゲでいいから、ウスラをつけるな!
三平「ハゲくんさ」
比嘉「はい
タツオ「…ハゲくん結構気にいってんじゃん!これから比嘉君呼ぶときはハゲね」
三平「ハゲ縄の比嘉くん
タツオ「ハゲ縄って!なんか新しい形の漁みたい」

前振りだけで充分なような気もしますが、おねがいマイメロディくるくるシャッフルの紹介に入っていきます。

比嘉「(マイメロのストーリーの説明をして)で、主人公が歌ちゃんっていって、中学生なんですけど…あれ、高校生だっけな?*3
タツオ「基本設定だろ!」
比嘉「いや、僕もう人間よりぬいぐるみの方に夢中なんですよ!クロミちゃんっていう黒ウサギのぬいぐるみがいるんですけど、この子がなんとツンデレなんですよ!」
三平「比嘉君の好きなツンデレはぬいぐるみだったりババアだったり…
タツオ「もうステージ高すぎてわかんないよ
比嘉「僕はもう、若いおなごじゃダメなんですよ!
ということでウサミミ仮面と踊るクロミ様の純情さに心打たれたりした後、今度はマイメロママの話に移っていきます。

比嘉「マイメロはお母さんに女の英才教育を受けているんですよ。だから可愛いんですけど、ハートに響く毒があるんです。マイメロママの名言集をまとめてきたので、お口チャックで見てください」

一度や二度の失敗でクヨクヨするような男を掴だら、一生の不覚よ…ふふ
恋人のいない人に限って他人の恋を心配したりするものよ
恋に不器用な男ほど、無口な自分をカッコイイと思ってるの
男って、プライドが傷つけられるのが一番こたえるの
パパは野菜を育てているの。ママはパパを育てているのよ
マイメロママ)

国井「…このアニメ、日曜の何時にやってるんだっけ?
比嘉「朝の9時30分です
三平「昼メロみたいなんだけど

亀子社長の働きマン

ということで亀子さんによる「働きマン」の紹介。ARIAちゃうんかという話でもあるのですが。
亀子「もうこの、安野モヨコさんていうのは…理想の女性ですね
三平「漫画家のほうなの!?キャラじゃなくて!?
亀子「結婚したい女性ナンバーワンです」
三平「結婚してるよ!」
亀子「それは向こうの問題ですから
亀子さんは「働きマン」の仲では渚マユがお気に入りだとか。
亀子「まずね。この効果音、ヨタヨタって歩くんですが、僕もヨタヨタ歩くんですね」
三平「…いや、そうかも、そうかもしんないけど」
亀子「次に、髪型が僕と一緒なんですね」
三平「ちょっと待てよ、俺結構マユちゃん好きなんだからそういう事言うのやめろよ
タツオ「むしろお前、自分のことが好きなだけだろ
亀子「さらに凄い泣き虫なんですよ。ホラ、僕って母性本能強いじゃないですか
国井「しらねーよ!
三平「ていうか、スライドなの?ビデオ映像はないの?」
亀子「スライドです。…実は、昨日地震があったときにビデオデッキが壊れてしまいまして…」
三平「地震あったっけ?
国井「嘘をつくな嘘を」
三平「地震でビデオが壊れる因果関係も良くわかんないし。ホントは家賃のかたにビデオ取られただけだろ!」
ということで「週刊『JIDAI』にこんな働きマンを入れてくれ!」のコーナーが。もちろんアニメ会のイベントなので真面目なものが出てくるわけがなく、チェ・ホンマンとかトランプマンとかモリマンとかなんですが。亀子さんが自分のネタに酔ってフリの段階で笑ってしまい、そっちのほうでみんな爆笑してました。

サンキューちょこsisサイッコー号

タツオ「このアニメ凄いのはね、かなり不安にさせてくれるんですよ。完成度で言うと、けして低いわけじゃないんだけど、隙のあるアニメなんですよね。ただ、とにかくこのちょこちゃん可愛いんですよ。もうね、今年のクリスマスプレゼントは妹くれって親にたのんでありますから」
褒めてるのかけなしてるのか分からないけれど、とにかく愛だけは伝わってくるタツオさんのちょこsisトーク。留まるところを知らずにどんどん加熱していきます。
タツオ「メッセージが明確なんですよ。『お前らどうせこういうの好きなんだろ?』『妹欲しいんだろ?』みたいな。ただ、今の僕なら言えます。欲しい!
「わあ〜」「はあ〜」「わっ」「ふひっ」などの言葉にならない感嘆詞に大興奮のタツオさん。
タツオ「ゆってもお母さんと一緒には見れないアニメですよ!どう頑張っても見れないですよ!国井さんなんか一人暮らしなのにボリュームさげたそうですし!」
三平「でも今見る限りだと、そこまでショッキングなアニメでもないんだけど」
タツオ「そうじゃないんですよ!ちょっとエッチなシーンとかも出てくるんです。俺は前からエロと萌えは違うって言ってるじゃないですか。でも向こうはエロいシーンとかを入れてくるんですよ。それが話の流れ上必要なものなら良いんですが、話にも関係ないんですよ。しかもオチがないと」
三平「えっと…タツオはちょこsis好きなの?」
タツオ「好きです!次は問題作を見せます。ちょこちゃんがプールに行く回で、不良に絡まれます。まあこのアニメ不良じゃなくても無意味に人とぶつかって倒れることがよくあるんですけど。で、倒れてオッパイぽろんといくんですよ」
三平「あんなちっちゃい子が?」
タツオ「さらに、意味のないそのシーンでCMに行くんです。これはアニメ史に残りますよ
三平「普通オッパイはCMあけてからだもんな
タツオ「そう…違うわ!そもそもオッパイ自体無いでしょ!しかも『keep out』っていう斬新な自主規制も入ってきますから!」
ということでそのプールの回を検証。なんか凄いことになりました。


そしてアニメ会をして「アニメ会にスカウトしたい」と言わしめた管理人さんの性的な妄想ぶりに驚嘆。なんか隠喩が凄かったです。フロイト的に。

亀子「これ幸福の科学のビデオですか?
国井「全盛期のプログレッシブロックみたいな感じだったな」
三平「鬼気迫るものがありますよね
タツオ「でね、凄いのはエンディングですよ!今までもネコミミモードとかあったじゃないですか。でも、こんなに偏差値の低いエンディングは見たことがない!僕もう毎日この曲かけてますから!
三平「完全にはまってんじゃん」

タツオ「そりゃあさあ、オタク暦長いかもしんないよ、みんな!でもこれを胸張って好きって言えないでしょ!?俺は言うよ!
三平「言うけど毒入ってるじゃん
タツオ「俺はちょこsisを愛してる!
三平「あいつ来年アニメ会から消えてるぜ

ハルヒよ今夜もありがとう

お次は三平さん。ハルヒハルヒでも「桜蘭高校ホスト部」の藤岡ハルヒくんへの愛を語ります。
三平「さっきアニメ会ホスト部ってやってたじゃないですか。今更言うのもなんですが、正直ハラワタ煮えくり返る思いでした。参加しつつも、なんでこいつらは桜蘭高校ホスト部を汚すんだって思ってました」
国井「同人誌紹介で目ウルウルさせてたじゃねーか!」
最初の出会いは人より(最初からアニメ見てた人より)遅かったけれど、それでもホスト部…というかハルヒ君を人一倍好きになってしまった三平さん。ハルヒ君の何がそんなに良いのかというと、カニを食ってるシーンでやられたという。
そこで三平さんは、美味しそうにカニを食するハルヒ君にささげる愛の歌を歌います。
三平「最近、歌の最中に顔赤くならなくなったんですよ」
タツオ「あー、前は恥しがってたもんね」
国井「それだけ症状が進行したということですね
そしてスクリーンにハルヒ君がカニを食い続ける映像に合わせ、三平さんがフォークなラブソングを歌い上げました。
どんな歌だったかと言いますと、ハルヒ君への熱い恋慕を感じさせるリリカルな歌詞であるにもかかわらず、政治的・時事的な部分をふくんだ叙情的な歌でもありつつ、どことなくユーモラスな雰囲気を漂わせた名曲でした。ええ、そんな感じです。
前のゆりえちゃんの歌といいハルヒ君の歌といい、三平さんの萌えソング集をどっかでソフト化して欲しいです。どれもアコースティックギター使ったポップソングなのに、あんなに反体制的でロックな音楽になるのは本当に不思議です
タツオ「これ凄い練習したんだろうね」
三平「した。隣の部屋の人に壁なぐられたりするくらい

蟲師国井

国井さんの今年一番のアニメは蟲師。長濱監督を招いたこともあってでしょうが、今回の蟲師ネタは蟲師の凄さを改めて見せ付けられるとともに、国井さんの凄さを見せ付けられるような内容でした。

国井「この作品も、ちょこsisと違う意味で突っ込みどころ満載なんですよ」
タツオ「いや、全然似てないでしょ。隙ないし」
国井「蟲師は逆に、隙が無さ過ぎて『あんたらバカか!?』と思わせられるんですよ
タツオ「ああ、完璧すぎてね」
国井「細かい作りこみが凄まじいんです。雨のシーンとか、普通のアニメとか白い線をピャッピャと引いてるだけじゃないですか。蟲師の場合は、長濱監督が『山の中で降る雨は葉っぱに跳ね返って全部まっすぐ落ちるはずが無い』って言って、何個か雨が葉に当たって跳ね返ってる表現をしてるんです。今回はその辺の『蟲師はどのくらい作りこんだ奇跡のアニメなのか』ということを見てみたいなと」
しかも、この作りこみを野方区民ホールの機材で確認するのは無理だということで、一度テレビに映した映像をさらにビデオで録画することで拡大した映像を流す、というなんとも手間の掛かった手法を用いてるそうな。
ここで発見された蟲師のこだわり演出は

  • 木が倒れるシーンでは、その振動で周りの木も微妙に揺れてる
  • 部屋に舞う埃まで描かれている

というもの。特に後者の埃の話*4は、確認してみて会場の全員が仰天。
国井「最初本放送で見たときは、自分の部屋の埃が見えてるのかなと思ってたんですよ。それで絵がきれいなDVD買って見てみたら、やっぱり動いているぞと。それで8月のライブのときに長濱監督とお会いする機会があって『あれはもしかして産土(という蟲)を描いたものなんですか』って聞いてみたら『良く気がつきましたね、あれは埃です』って。『いやーニートですから』って答えたけど、やっぱりちゃんと描いたんだってさ」
タツオ「えー!蟲師神だね!」
三平「ていうかニートってすげえな!」
タツオ「俺も将来ニートになろ!」
なんか話ずれてました。
最後はわざわざ富士の樹海まで行って撮影してきた「実写版蟲師」と撮影秘話に会場爆笑。高尾山とか近場で済まさずにわざわざ富士まで行く根性がすごいです。

エンディング

エンディングは「2006年なのに鈴宮ハルヒが無いって」みたいな話や、「メカビ」に「現代視覚文化研究」「チャンピオンRED15」など書籍類の宣伝と、次回のライブ予告をした後で、エンディングムービーがながれました。
これがもう、とにかく凄かった。
あんだけ「爆笑の渦」という言葉が似合う光景もそうなかったと思います。
最後の最後、おまけ的にアンコールが流れてなんとアニメ会のメンバーによる歌が披露されました。恥ずかしながら曲がよくわからんかったのですが。今期のアニメの曲かな?微妙に音程外れてるあたりに微笑ましさを感じました。


なんにせよ、一年の締めくくりに相応しい内容のライブでした。まとめるのに一週間以上掛かってしまいましたが、そんだけ密度の高いライブだったということで。次回は1月5日の「がんばって萌えまっしょい!」ですな。新春早々のライブですが、どんなものになるか今から楽しみです。
実は今回、個人的にライブの外で色々あったのですが、その辺の話はまた次回ということで、今回はこの辺で。
もしなんか「これ間違ってる」とか「これ書いたらまずいんじゃん?」というものがあったら指摘していただけるとありがたいです…

*1:アキバBBチャンネルの方

*2:アニメ二話の最後とかに出てくる黒に白いレースのついたドレス

*3:一応中学生です

*4:18話の「山抱く衣」にて。