アニメ会ライブの外野話と思い出ぼろぼろ

さて、ようやっとライブのレポも書き終わりました。
書きあがりが遅くなってしまい申し訳ない。誰に申し訳ないのかようわかりませんが。心の中の何かに対してです。


今日はアニメ会ライブに行くまでの話でも。
実は今回、アニメ会のお手伝いさんという方にわざわざお招きいただきまして。
正直、それまでは「今回は行けるかなあ」という感じだったのですが、メールもらってウヒョー誘ってもらっちゃったーいと浮かれ、折角招いてもらったんだし行くしかねえ!と思い直しました。
しかし行くと返事をした後で、「他人がなんもなしに自分みたいなのを招いてくれるはずがない」つうようなネガティブで人間不信な思考にとらわれてしまいました。うん、疲れてたんです。

「もしかしてこれは俺をおびき出す作戦で、普段からレポ書いてるのを、ネタバレやめろとか言われてシメられるんじゃなかろうか。芸能界はおっかねえ」
とか、普通に考えてそんな手の込んだ真似しねーだろっつうようなことを妄想してしまい、「なんか手土産を持っていけば、さほど邪険に扱われることもあるまい」とか無駄な策略を巡らせたりしてました。
でまあ当日、野方の方に行きまして。
「ああ、ここまで来て『あんたなんか知らんよ』とか言われる嫌なドッキリだったらどうしよう。家帰って寝よう」とか思いつつ区民ホールの階段を降りてゆき、「招待していただいたものですが…」と言って名簿に名前書いたらすんなり通してくれました。
こういうお金とるものに招待されるのも生まれて初めてなので、どういうものなのか良く分からなかったのですが、名前言うだけですんなり通してくれることに感動しました。
でもって結局シメられなかったので「なーんだやっぱりそんな乱暴な真似するわけないよ良い大人が」と一転して浮かれ気分でホールに入ると、「今度はどこに座るか」が問題として浮上してきました。
普段は普通の客席に座っていますが、今日は曲がりなりにも招待客。ということはあの「招待席」の方に座っても良いということか?というかむしろそっちに座ったほうが良いのだろうか?今から「招待席の方に座って良いんですか?」と聞きにいこうか。いや、さすがにそう聞きにいって「ダメです」とは向こうも言えないだろ、ってことはどっちにしても招待席に座った方が良いんじゃないか?よしここは思い切って招待席に座ろう!
とかなんとか考えながら1・2分くらいドアのあたりをウロウロした後、招待席の端っこの方に座って、誰かに「そこ座らないでください」と言われないことを祈りながら開演まで待ってました。
で、ライブが無事終了して「ああ今回も面白かった、土産も渡したし帰るか」と思っていたら、招待してくださった方とご挨拶させて頂く事に。そりゃまあ挨拶くらいするだろっつう話なんですが、狼狽と弛緩の繰り返しでそこまで頭が回っておらず、緊張が一気にピークに達して頭の中が真っ白に。

招待してくださった方「今日はお越し頂きどうもありがとうございます。○○と申します」
オリ「で、デドディンマンディス」(←ろれつがまわらずオンドゥル語っぽい言葉になってる)
招待してくださった方「?」
オリ「あう、yくtgf('A`)」(訳:ええと、こちらこそお招き頂きありがとうございました)
招待してくださった方「はい…私これこれこういう者でして、アニメ会さんたちのお手伝いをさせてもらっておりまして云々」
オリ「は、はい('A`)」
招待してくださった方「ええ、……」
オリ「………('A`)!」(←もしかして自分もちゃんと自己紹介したほうが良いのかと思い至る)
招待してくださった方「ええと、なんたらかんたら」(←気を使って色々と話題を振ってくださってる)
オリ「ウェイ、ウェイ('A`)」(←しかし「ああ、何だコイツとか思われてるんではなかろうか」と脳みそパンク気味なので生返事しか返せない)
招待してくださった方「ええ、うん…」(一瞬の沈黙)
オリ「('A`)」(←ヤベー、言葉詰まっちゃったよ!俺のせいだ、何かしゃべんなきゃ!でも、むしろ「じゃあ今日は楽しかったです、ありがとうございました」つってもう帰ったほうが良いのかな!?とか思ってる)
招待してくださった方「それでは今日は…」
オリ「あ、それジャア('A`)」(←あ、やっぱり今日はこれでお別れね…と一抹の寂しさを覚えつつ、帰る態勢に)
別な方「あ、今日はどうもありがとうございました」
招待してくださった方「あ、どうも」(←向こう側に挨拶)
オリ「キョ…('A`)」(←「さようなら」をするタイミングを逃して途方にくれる)
別な方&招待してくださった方「うんぬんかんぬん」(←それなりに話が盛り上がる)
オリ「('A`)」(←このまま突っ立ってるのも如何なものかと思っているが、挨拶せずに帰るのも失礼なので、タイミングを計りかねている)
招待してくださった方「それじゃあ今日はお疲れ様でした。ブログには何書いてもらっても、本当に結構ですから」
オリ「は、はい。今日はありがとうございました。失礼します('A`)」(←帰り際だけ普通にしゃべれて如何なものかと思う)


オリ「………('A`)!」(←階段を上ってる途中、そういえばアニメ会のマネージャーの方に「さようなら」と言ってないと気づくも、今から戻ってするのもおかしいのではと迷い、結局そのまま帰る)


とまあ大体こんな感じの挨拶になってしまい、帰ってから「ウギャー!失礼なことをしてしまった、失望された、もうだめだ死のう」とかゴロゴロ悶えてました。
普通に考えれば、どうあれ誘ってくださるってことは、向こうもこちらとそれなりに仲良くしたいという思いあっての事だろうに、アホで失礼な妄想してたりね。本当にごめんなさい('A`)
ああ、やっぱりオラみてえな社会の沈殿物が浮かれて人様に会いに行くと、こんな目になるのだな、という…('A`)
別に普通に仕事とか集団での話っていうんなら、誰に会ってもそれほど緊張しないんだけどね…('A`)
個人的なものだと、どうもね…('A`)
その後もわざわざメールくださったのに、キモメールで返してしまったし('A`)
あ、書いてたら招待してくださった方へのお礼のメール出してないのに気づいた。もうだめだ('A`)


しかし思い返してみれば生まれてこの方、何かの集いに誘ってもらっても、良い思いをしたような経験があんまりないしなあ。
それから比べれば、今回は僕が自業自得なことしても、他は充分楽しめただけよかったですね( ・ω・)


例えば小学生の時分には何度かお誕生会に誘ってもらったりしました。
あれは一年生のころでしたか、「お誕生会にはプレゼントを持っていくものだ」ということを知らなかったんですな。
だからみんながプレゼント交換とかやってる中も、一人うつむいてケーキ食ってるしかなく、ゲーム大会に移ったあたりでこっそりと帰ったり。
んで罪悪感と自己嫌悪感に苛まれて「ちくしょうバカヤロもう誕生日会なんていかねーよ!」と泣きながら神に誓ったような記憶くらいしかないです。
あ、あと少し長じてからの話ですが、友達に誘われて面識すら無い「友達の友達」の誕生会に紛れ込んで、気まずい思いをしてしまったこともありました。
当日友達といつものように「うちのファミコンくにおくんの大運動会でもして遊ぶか」と考えていたところに、
「今日は別な子の家に遊びに行くんだけど、お前も行く?PCエンジンで遊べるぜ!」とイキナリ誘われ、
「ええ!?ということは、あの噂の超兄貴とか天外魔境を遊べるのか俺!?」と浮かれた僕は、うっかりノコノコとその友達の友達の家に行ってみると、なんと誕生会の真っ最中。
誕生会の主の「誰?こいつ」という視線を一身に受けながらも、「ここで引き返すのは俺の心の負けだ。この子と今日友達になって、PCエンジンでみんなと和やかに遊んで、あの時の誕生会のトラウマを克服して帰るんだ!」とかなんとか思い、その場に留まりました。
いま思えばさっさと帰っておけばよかったのですが、まだ小学生だったので、認識の甘い子どもだったんです。もちろんそんな上手く行くはずがありません。
普通に息子の友達なのだと勘違いしてケーキを勧めてくる彼のお母さんに対し、非常に気まずい思いをしたり。
考えてみればまたも空手なので皆がプレゼントを渡すシーンに混じれず、一人「おなかが痛くて」とウソついてトイレに閉じこもったり。
ようやくPCエンジンで遊べるかと思いきや、彼の持ってたのは普通のPCエンジンで、超兄貴はSUPER CD-ROM²か、対応のPCエンジンDuoでないと遊べなかったり…というか、そもそも彼は超兄貴なんてゲームを買ってもいませんでした。
「俺は何でここに居るんだろう」と思っていたら、誕生会の主がプレゼントがどうたらこうたらという話でお兄さんと兄弟喧嘩を始め、周囲の気まずさ最高潮に。
泣かされた彼は怒りの矛先を僕に向け、「なんなんだよオメーは、てゆーか誰だよ!」と至極まっとうな理由で怒ってきました。
仕方ないので僕は「ごめんね」とだけ言って誘ってきた友人を残し、とぼとぼと家に帰りました。
もちろん家に帰った後は「ちきしょうちきしょう来ちゃってホントにスイマセンねーバカバカクソガキクソババみんな死んじめーバーローもうどっこも行きたかねーよもーいー死ぬ!」と布団の中で泣きましたが。
っていうかこんなん書いてたらなんかホントに泣けてきた('A`)
もしかして人生こんなんばっかなのか俺('A`)
だからオイラは永野のりこ先生の「永遠のなかまはずれの国」とか読むと、涙が止まらねえんだよなあ!('A`)


ということで今日はかなり暗いトーンの話になってしまいましたが、まあ、なんだね、やっぱり人間、生来の宿命からは逃れられんというか、あれからもう十年以上経ってるのに、未だに精神の根っこでは成長できてないですね('A`)トホホ。

闇に隠れて生きる
俺たちゃ妖怪人間なのさ
人に姿を見せられぬ
けもののようなこの体
「早く人間になりたい!!」
暗いさだめを吹き飛ばせ
「ベム」 「ベラ」 「ベロ」
妖怪人間

妖怪人間ベム