「アニメだった。14」レポ

久々更新ギャー!ということで倫理マンもビックリな一週間遅れのアニメ会ライブレポをいってみたいと思いますよ!

開場

まずはオープニングムービー。
アニメ会の面々が録音スタジオのようなところで「God knows…」を演奏している。それぞれギターを弾いたりドラムを叩いたりしているのだが、各人がアップになると自分の萌えキャラや好きな作品を楽器にこっそり仕込んでいるのがわかる、という内容。
オープニングからそうでしたが、今回はやたらと金と手間暇注ぎこんだ濃い映像ばかりでした。普段から良く仕込んであるなあと思うのですが、特に今回は一つ一つ手の込んだ物ばかりで凄かったですね。
という調子で場が暖まったところにアニメ会登場。しかしなぜか亀子さんだけリリス姿で時間差登場。「ざわ…ざわ…」と書かれた福本伸行看板(ダンボール製)を掲げて美味しいところをさらっていきます。ていうかしばらくこの看板使ってるだけであんまり喋らなかったのですが。

アニメ会の2006年

まずは今年を振り返ってどうだったか、と言う話から。
三平×2「この間、『国井咲也ヘタレ説』ってのがあってさ。ラジオ*1の収録でスタジオ行ったら朴路美さんがいて。俺と比嘉くんは初対面だから『お疲れ様でした』って挨拶しただけなんだけど、国井さんはそれまで2回仕事した仲だったんだよ。だから俺らを紹介してサインの一つも貰いやすくしてくれるかなと思ったら、国井さんも『お疲れ様でしたー』って挨拶しただけで終わってんの」
サンキュータツオ「ええー!」
国井咲也「いや、だってそこで『ホラ一緒に仕事した国井です』とか言って『ハア?』みたいな対応とられたら俺もう立ち直れないじゃん!
三平「どんだけガラスのハートなんだよ!」
タツオ「だって、楽屋とかで朴さんに衣装をいじられたりしてるんだよ。それくらい顔見知りなのに」
国井「それでも、どうしても『俺たち知り合いじゃないですか』感を俺がだすのがちょっと…!
三平「あのね、国井さんはもっとmixiで慣れなきゃダメだ。外出てるのに出不精みたいなかんじだもん」

国井「八月に、一人でガイナックスさんの本社に打ち合わせで行ったんですよ。あのガイナックスに呼ばれるようになったか、とか思いながらね。そこで別にいた司会者の方が番組宣伝のセリフをマイクに言うはずだったんだけど、『僕は司会なのでそういうのは出来ません』となって、そこでお鉢が俺に廻ってきたんですよ」
三平「お鉢が。表現古いな」
国井「それで一応やったんですけど、周りで見てる人はプリンセスメーカー赤井孝美さんとかなわけですよ。『あの愛國戦隊大日本を撮った赤井さんが!』みたいな感じで足ガクガクで」
三平「完璧ファンの目線じゃねーか!しかも濃いファンだよ!だから国井さんは来年、新宿の駅前とかで『僕は国井咲也です!』って大声で叫ぶ訓練をしましょう。新人研修みたいに」
国井「だから俺も強いハートを手に入れないといけないなと思ったね」
タツオ「比嘉君的には今年どうだった?」

沖縄の比嘉僕は今年は秋葉原行きましたねー
タツオ「普通の人だよそれ!
三平「でも比嘉くんのアキバナビゲーションはすごいよ。目をつぶってもガイドできるみたいな。一緒に秋葉原歩いてて何度サミングしそうになったことか」
比嘉「メイドカフェはもう古いですよ!今はもう、食堂!大衆食堂です!
三平「比嘉君とこのあいだ一日秋葉原いたんですよ。駅前のゲーマーズに2時間いたり」
タツオ「メチャメチャ暇じゃん!しかもそれすごろくで言うなら振り出しで2時間でしょ!?」
比嘉「ビルの上から下まで四往復くらいしてました」
三平「それで夜、飯食おうってなって大衆食堂行ったんですよ。そしたらそこのおばあさんが最初、比嘉君に対してつっけんどんだったんですよ。ちょっと通路に出してた足を払われたり」
タツオ「そんなに比嘉君臭かった?
三平「インドのお香みたいなにおいだった
比嘉「おい!臭くないよ!におい関係ないよ!
三平「でも飯も美味しかったしね。それで帰るときに、ちょうど比嘉君が11月誕生日だったんで、そんな話してたら、そのばあさんが」
比嘉「『あんた、誕生日なんだって?おめでとさん』って
国井「デレだ!ツンデレだ!ツンデレババア発見!
タツオ「ツンデレババア!?都市伝説じゃん!新しすぎるよそれ!」

アニメ会ホスト部

「アニメ会の面々でホストクラブを開いてみよう!」というスライドショー。
国井三平タツオの三人はスーツにバラを咥えたりしてきめているものの、比嘉さんはなぜか北野武映画に出ていそうなアロハ姿で、亀子さんはいつものリリスコスにジャケットだけ羽織った謎の格好と、まず最初から間違ってる面々。


ホストの接客を見せるにはお客さまも勿論必要。ということでお客様役のマルチさん。

画像のとはまた違う抱き枕なのですが。

三平「これ持ち主僕なんですけど、これ持ってタクシー乗ろうとしたら乗車拒否されました。でも僕に非があると思います
この後も「三田佳子の息子みたいな顔で紅茶を注いでる国井代表」や、「ケーキを勧める河村隆一顔の国井代表」、「シャンパンを勧める目が凄い血走った国井代表」な写真が続く。注ぎ方はもちろんグラスの中にフィギュアの入ったフィギュア酒。
三平「だんだんこの辺からお客さんの反応が『またか』みたいな感じになってきますが大丈夫でしょうか」


ここまで書いて、やっぱり文章で伝えるのは無理だと悟ったので、どういう感じの写真が映し出されたかだけを列挙してみます。
近未来の体外受精装置みたいなシャンパンタワー、ちょこsisプラス実話ナックルズ裸エプロン国井、トーン貼りのバラの人、サンキュータツオの落語ショー(リスペクト楽太郎)、三平×2のモヒカンフラグ、村井国夫風チークダンスタツオ、目の輝く同人誌ソムリエ三平、三平×比嘉のBL(○三平●比嘉)、悪代官マルチなどなど。
多分なんだか良く分からないと思いますが、僕も何がなんだか良く分かりませんでした。


そして目玉のアニメ会特製ケーキが。
国井「ホストですから、『潤いを与える』と言うコンセプトでつくりましたどうぞ!」
スクリーンに、女体盛りならぬ亀子のぶお盛りの特大ケーキが俯瞰図で映し出される。
三平「脂身の上にスイーツがのってるみたいな…
タツオ「真ん中のケーキとか、仮面ライダーのベルトみたいになってるよ。砂浜でいじめられた子みたい」
遠くから見てみると、ベッドの上に寝そべった亀子さんを土台にケーキがそびえ立っているとおり、あまりにも異様な光景。
三平「NASAで宇宙人捕まえた職員が悪ふざけしちゃった
国井「ツインピークス2の死体っぽい
しかもそれをきちんと食べるアニメ会の面々。
というとなんだかサラっと流してしまいそうですが、特大ケーキと様々なスイーツを載せたリリス体型の男に、大の男3・4人がフォークでそれを貪る様というのは、この世ならざるものを感じさせます
三平「亀子さんは、食べられてる時どんな気持ちだった?」
亀子「気持ちよかったですね〜。フォークがたまに刺さるんですよ。じらし上手だな〜っ!」
さらに溶けたケーキが亀子さんの喉元になだれ落ちてきているハッピーピープル顔の写真も。どうでも良い話ですが、すぐ近くに座ってた女性客がこの写真を見て「エクレアおいしそー」と呟いてました。さすがアニメ会のライブに来るような女性は軽く狂ってるなと思いました。

亀子「2、3日体から良い匂いがしました」

ということでお帰りのマルチさんを、なぜか心霊写真チックな組み体操で送り出し、アニメ会ホスト部無事終了。今回はホスト部というタイトルと裏腹にアウターゾーンな顔芸が多く、写真の暗さと重なって、SAN値を凄い勢いで下げてきてましたね。


国井「写真撮ってるときは死ぬほど面白かったねー」
三平「悪ふざけもたまにはするもんだね。写真出来たら悪魔的な儀式が写ってて戦慄したけど

コスプレモンスター亀子

そしてお色直しを経て第二部に突入。
まず一番手は亀子さんの新作コスプレ披露。
ARIAよりアリア社長のコスプレ。と言っても手に「にゅ」と書いたダンボールをもって、リリススーツに帽子と犬耳つけてるだけなのですが。
前に「ウンディーネのコスプレしてる人はみんな社長役を求めてるよ」てなことをライブで言ってましたが、実際見てみると、リリスが進化した悪いポケモンみたいな感じです。
タツオ「アリア社長のモノマネやってみてよ」
亀子「ふぎゃぁ〜っ!
タツオ「フギャーじゃねえよ!
亀子「このコスプレ、全部で6万3000円しました
タツオ「え!ウソ!」
亀子「どれも全部フルオーダーですから」
三平「『にゅ』も?」
亀子「コレは0円です…しまった、プライスレスって言えばよかった!
タツオ「そういうのは楽屋でやってくれよ!

ふしぎ星の国井姫

次に登場したのはプリンセス・プリンセスの姫コスプレ*2をした国井さん。
出てくるなり圧倒的な存在感で、姫というよりドラッグクイーンぽかったです。舞台に上がるとやっぱり一人だけ遠近感狂ってました。
国井「アニメ会の姫で〜す」
タツオ「でかい!でかいよ!」
国井「いや、俺か清水愛かくらいのところまで来てるだろ」
タツオ「殺すぞ!?
三平「だから俺こういうオカマ二丁目で見たことあんだって!
国井「白と黒の新しいノワールですよ」
三平「亀子の色を合わせれば二人で葬式出れそうだよな」
タツオ「俺はオセロっていうコンビ組んだら良いと思う。しかしこんな人が我々の代表なんてなあ…」
三平「お笑い種だ
国井「今まで女の子キャラのコスプレだったのが、今回は男の子キャラのコスプレになったんですよ」
タツオ「ちょっとまって、国井さん何歳?
国井「来年40かな

そして亀子さんの腹をひたすらまさぐるという隠微な光景が披露された後、次の比嘉さんにバトンタッチします。

沖縄のマイメロディ

国井「ということで2006年の我々の大好き作品の紹介に行きたいと思います」
比嘉「あ、じゃあまず僕から」
タツオ「おお!ウスラハゲ」
比嘉「(鬼気迫る表情で)…ハゲでいいから、ウスラをつけるな!
三平「ハゲくんさ」
比嘉「はい
タツオ「…ハゲくん結構気にいってんじゃん!これから比嘉君呼ぶときはハゲね」
三平「ハゲ縄の比嘉くん
タツオ「ハゲ縄って!なんか新しい形の漁みたい」

前振りだけで充分なような気もしますが、おねがいマイメロディくるくるシャッフルの紹介に入っていきます。

比嘉「(マイメロのストーリーの説明をして)で、主人公が歌ちゃんっていって、中学生なんですけど…あれ、高校生だっけな?*3
タツオ「基本設定だろ!」
比嘉「いや、僕もう人間よりぬいぐるみの方に夢中なんですよ!クロミちゃんっていう黒ウサギのぬいぐるみがいるんですけど、この子がなんとツンデレなんですよ!」
三平「比嘉君の好きなツンデレはぬいぐるみだったりババアだったり…
タツオ「もうステージ高すぎてわかんないよ
比嘉「僕はもう、若いおなごじゃダメなんですよ!
ということでウサミミ仮面と踊るクロミ様の純情さに心打たれたりした後、今度はマイメロママの話に移っていきます。

比嘉「マイメロはお母さんに女の英才教育を受けているんですよ。だから可愛いんですけど、ハートに響く毒があるんです。マイメロママの名言集をまとめてきたので、お口チャックで見てください」

一度や二度の失敗でクヨクヨするような男を掴だら、一生の不覚よ…ふふ
恋人のいない人に限って他人の恋を心配したりするものよ
恋に不器用な男ほど、無口な自分をカッコイイと思ってるの
男って、プライドが傷つけられるのが一番こたえるの
パパは野菜を育てているの。ママはパパを育てているのよ
マイメロママ)

国井「…このアニメ、日曜の何時にやってるんだっけ?
比嘉「朝の9時30分です
三平「昼メロみたいなんだけど

亀子社長の働きマン

ということで亀子さんによる「働きマン」の紹介。ARIAちゃうんかという話でもあるのですが。
亀子「もうこの、安野モヨコさんていうのは…理想の女性ですね
三平「漫画家のほうなの!?キャラじゃなくて!?
亀子「結婚したい女性ナンバーワンです」
三平「結婚してるよ!」
亀子「それは向こうの問題ですから
亀子さんは「働きマン」の仲では渚マユがお気に入りだとか。
亀子「まずね。この効果音、ヨタヨタって歩くんですが、僕もヨタヨタ歩くんですね」
三平「…いや、そうかも、そうかもしんないけど」
亀子「次に、髪型が僕と一緒なんですね」
三平「ちょっと待てよ、俺結構マユちゃん好きなんだからそういう事言うのやめろよ
タツオ「むしろお前、自分のことが好きなだけだろ
亀子「さらに凄い泣き虫なんですよ。ホラ、僕って母性本能強いじゃないですか
国井「しらねーよ!
三平「ていうか、スライドなの?ビデオ映像はないの?」
亀子「スライドです。…実は、昨日地震があったときにビデオデッキが壊れてしまいまして…」
三平「地震あったっけ?
国井「嘘をつくな嘘を」
三平「地震でビデオが壊れる因果関係も良くわかんないし。ホントは家賃のかたにビデオ取られただけだろ!」
ということで「週刊『JIDAI』にこんな働きマンを入れてくれ!」のコーナーが。もちろんアニメ会のイベントなので真面目なものが出てくるわけがなく、チェ・ホンマンとかトランプマンとかモリマンとかなんですが。亀子さんが自分のネタに酔ってフリの段階で笑ってしまい、そっちのほうでみんな爆笑してました。

サンキューちょこsisサイッコー号

タツオ「このアニメ凄いのはね、かなり不安にさせてくれるんですよ。完成度で言うと、けして低いわけじゃないんだけど、隙のあるアニメなんですよね。ただ、とにかくこのちょこちゃん可愛いんですよ。もうね、今年のクリスマスプレゼントは妹くれって親にたのんでありますから」
褒めてるのかけなしてるのか分からないけれど、とにかく愛だけは伝わってくるタツオさんのちょこsisトーク。留まるところを知らずにどんどん加熱していきます。
タツオ「メッセージが明確なんですよ。『お前らどうせこういうの好きなんだろ?』『妹欲しいんだろ?』みたいな。ただ、今の僕なら言えます。欲しい!
「わあ〜」「はあ〜」「わっ」「ふひっ」などの言葉にならない感嘆詞に大興奮のタツオさん。
タツオ「ゆってもお母さんと一緒には見れないアニメですよ!どう頑張っても見れないですよ!国井さんなんか一人暮らしなのにボリュームさげたそうですし!」
三平「でも今見る限りだと、そこまでショッキングなアニメでもないんだけど」
タツオ「そうじゃないんですよ!ちょっとエッチなシーンとかも出てくるんです。俺は前からエロと萌えは違うって言ってるじゃないですか。でも向こうはエロいシーンとかを入れてくるんですよ。それが話の流れ上必要なものなら良いんですが、話にも関係ないんですよ。しかもオチがないと」
三平「えっと…タツオはちょこsis好きなの?」
タツオ「好きです!次は問題作を見せます。ちょこちゃんがプールに行く回で、不良に絡まれます。まあこのアニメ不良じゃなくても無意味に人とぶつかって倒れることがよくあるんですけど。で、倒れてオッパイぽろんといくんですよ」
三平「あんなちっちゃい子が?」
タツオ「さらに、意味のないそのシーンでCMに行くんです。これはアニメ史に残りますよ
三平「普通オッパイはCMあけてからだもんな
タツオ「そう…違うわ!そもそもオッパイ自体無いでしょ!しかも『keep out』っていう斬新な自主規制も入ってきますから!」
ということでそのプールの回を検証。なんか凄いことになりました。


そしてアニメ会をして「アニメ会にスカウトしたい」と言わしめた管理人さんの性的な妄想ぶりに驚嘆。なんか隠喩が凄かったです。フロイト的に。

亀子「これ幸福の科学のビデオですか?
国井「全盛期のプログレッシブロックみたいな感じだったな」
三平「鬼気迫るものがありますよね
タツオ「でね、凄いのはエンディングですよ!今までもネコミミモードとかあったじゃないですか。でも、こんなに偏差値の低いエンディングは見たことがない!僕もう毎日この曲かけてますから!
三平「完全にはまってんじゃん」

タツオ「そりゃあさあ、オタク暦長いかもしんないよ、みんな!でもこれを胸張って好きって言えないでしょ!?俺は言うよ!
三平「言うけど毒入ってるじゃん
タツオ「俺はちょこsisを愛してる!
三平「あいつ来年アニメ会から消えてるぜ

ハルヒよ今夜もありがとう

お次は三平さん。ハルヒハルヒでも「桜蘭高校ホスト部」の藤岡ハルヒくんへの愛を語ります。
三平「さっきアニメ会ホスト部ってやってたじゃないですか。今更言うのもなんですが、正直ハラワタ煮えくり返る思いでした。参加しつつも、なんでこいつらは桜蘭高校ホスト部を汚すんだって思ってました」
国井「同人誌紹介で目ウルウルさせてたじゃねーか!」
最初の出会いは人より(最初からアニメ見てた人より)遅かったけれど、それでもホスト部…というかハルヒ君を人一倍好きになってしまった三平さん。ハルヒ君の何がそんなに良いのかというと、カニを食ってるシーンでやられたという。
そこで三平さんは、美味しそうにカニを食するハルヒ君にささげる愛の歌を歌います。
三平「最近、歌の最中に顔赤くならなくなったんですよ」
タツオ「あー、前は恥しがってたもんね」
国井「それだけ症状が進行したということですね
そしてスクリーンにハルヒ君がカニを食い続ける映像に合わせ、三平さんがフォークなラブソングを歌い上げました。
どんな歌だったかと言いますと、ハルヒ君への熱い恋慕を感じさせるリリカルな歌詞であるにもかかわらず、政治的・時事的な部分をふくんだ叙情的な歌でもありつつ、どことなくユーモラスな雰囲気を漂わせた名曲でした。ええ、そんな感じです。
前のゆりえちゃんの歌といいハルヒ君の歌といい、三平さんの萌えソング集をどっかでソフト化して欲しいです。どれもアコースティックギター使ったポップソングなのに、あんなに反体制的でロックな音楽になるのは本当に不思議です
タツオ「これ凄い練習したんだろうね」
三平「した。隣の部屋の人に壁なぐられたりするくらい

蟲師国井

国井さんの今年一番のアニメは蟲師。長濱監督を招いたこともあってでしょうが、今回の蟲師ネタは蟲師の凄さを改めて見せ付けられるとともに、国井さんの凄さを見せ付けられるような内容でした。

国井「この作品も、ちょこsisと違う意味で突っ込みどころ満載なんですよ」
タツオ「いや、全然似てないでしょ。隙ないし」
国井「蟲師は逆に、隙が無さ過ぎて『あんたらバカか!?』と思わせられるんですよ
タツオ「ああ、完璧すぎてね」
国井「細かい作りこみが凄まじいんです。雨のシーンとか、普通のアニメとか白い線をピャッピャと引いてるだけじゃないですか。蟲師の場合は、長濱監督が『山の中で降る雨は葉っぱに跳ね返って全部まっすぐ落ちるはずが無い』って言って、何個か雨が葉に当たって跳ね返ってる表現をしてるんです。今回はその辺の『蟲師はどのくらい作りこんだ奇跡のアニメなのか』ということを見てみたいなと」
しかも、この作りこみを野方区民ホールの機材で確認するのは無理だということで、一度テレビに映した映像をさらにビデオで録画することで拡大した映像を流す、というなんとも手間の掛かった手法を用いてるそうな。
ここで発見された蟲師のこだわり演出は

  • 木が倒れるシーンでは、その振動で周りの木も微妙に揺れてる
  • 部屋に舞う埃まで描かれている

というもの。特に後者の埃の話*4は、確認してみて会場の全員が仰天。
国井「最初本放送で見たときは、自分の部屋の埃が見えてるのかなと思ってたんですよ。それで絵がきれいなDVD買って見てみたら、やっぱり動いているぞと。それで8月のライブのときに長濱監督とお会いする機会があって『あれはもしかして産土(という蟲)を描いたものなんですか』って聞いてみたら『良く気がつきましたね、あれは埃です』って。『いやーニートですから』って答えたけど、やっぱりちゃんと描いたんだってさ」
タツオ「えー!蟲師神だね!」
三平「ていうかニートってすげえな!」
タツオ「俺も将来ニートになろ!」
なんか話ずれてました。
最後はわざわざ富士の樹海まで行って撮影してきた「実写版蟲師」と撮影秘話に会場爆笑。高尾山とか近場で済まさずにわざわざ富士まで行く根性がすごいです。

エンディング

エンディングは「2006年なのに鈴宮ハルヒが無いって」みたいな話や、「メカビ」に「現代視覚文化研究」「チャンピオンRED15」など書籍類の宣伝と、次回のライブ予告をした後で、エンディングムービーがながれました。
これがもう、とにかく凄かった。
あんだけ「爆笑の渦」という言葉が似合う光景もそうなかったと思います。
最後の最後、おまけ的にアンコールが流れてなんとアニメ会のメンバーによる歌が披露されました。恥ずかしながら曲がよくわからんかったのですが。今期のアニメの曲かな?微妙に音程外れてるあたりに微笑ましさを感じました。


なんにせよ、一年の締めくくりに相応しい内容のライブでした。まとめるのに一週間以上掛かってしまいましたが、そんだけ密度の高いライブだったということで。次回は1月5日の「がんばって萌えまっしょい!」ですな。新春早々のライブですが、どんなものになるか今から楽しみです。
実は今回、個人的にライブの外で色々あったのですが、その辺の話はまた次回ということで、今回はこの辺で。
もしなんか「これ間違ってる」とか「これ書いたらまずいんじゃん?」というものがあったら指摘していただけるとありがたいです…

*1:アキバBBチャンネルの方

*2:アニメ二話の最後とかに出てくる黒に白いレースのついたドレス

*3:一応中学生です

*4:18話の「山抱く衣」にて。