梢江伝と井上神話

ちょっと自分でなんかネタ書く気力がない今日この頃。
こういうときはネタのあるページを紹介しておきましょう。


http://www.tcn.ne.jp/~tm926/homepage/bunsyo/kozuedenn.html


昔々、グラップラー刃牙のファンサイトの一つに「血まみれ屋敷」というのがありまして、そこのお絵かき掲示板に「モンパルナスの森」というものがありました。
折りしも世間でバキコラやなんかが大流行。ここの掲示板のネタのレベルの高さは中々のものでして、こちらで活躍されていた方々の何人かは、今でも朝目新聞なんかでたまにお見かけしますな。
さて、そんなモンパルナスの森では、独自の世界観のようなものがありました。
それは、「バキ世界において最強はヒロインの松本梢江である」ということでございます。これは当時バキをネタにされてた方々には暗黙の了解となっておりました。
なぜそんなことになってるのかというと、一つには板垣恵介の描く女性画が超ブサイク」ということがまずありました。バキ-性-を出すまでも無く、まあスペック対花山のときのバキと梢江のデートあたりでも見てくれればいいのですが、ドイルや烈海王の方がまだ女に見えるという有様でした。
そんなドブスの梢江になぜバキくんは付き合っているのでしょうか?
この疑問の最終的な結論としては「梢江は暴力でもってバキを屈服させている。バキは梢江の暴力を恐れるがためにわざわざデートしたりするのだ。夜の公園でスペックにやった睨みは、『邪魔したら殺す』という意味でなく、『手ぇ出したらお前殺されるぞ!やめとけ!』という警告の眼差しだったのだ」というものになりました。
そのような説に則って描かれた「バキ」のパロ作品が、モンパルナスの森にて連載された、この「梢江伝」であり、「梢江伝」の外伝としてあるのが「井上神話」でした。
バキに井上なんてキャラいたっけ?という方、克己が初登場する辺りを御覧ください。
ラガーマンに乳揉まれてる神心会の女子部員がおります。登場コマ的には3コマかそんなもんだったのですが、グラップラー刃牙の世界における数少ない割と可愛い絵の女性ということで、モンパルナスの森の住民たちには親しまれました。
このほかにも、時のバキサイトでは「数ページも出てこないようなマイナーキャラが実は物凄い能力を秘めていた!」という設定の数々が、ネタとして大流行していました。そんなネタが凝縮した作品が、この「梢江伝」に凝縮されております。
このブログに訪れてくださる方の殆どはバキをご存知かとは思いますが、あまりにもマイナーすぎるキャラクターが多くて「こんな奴いたっけ?」と首をひねるかも知れません。おでん屋とか、長谷川とか。
まあ、是非本棚から「バキ」を取り出して、「どこにこんなキャラ出てたっけ?」とか、「こんなのあったのね」とか思いながら読んでみてくださいな。

こちらが作者のトムさんのサイトです。
http://www.tcn.ne.jp/~tm926/homepage/indexl.html


ただもう更新されてないみたいで…こういう風に、昔よく見てたはずのサイトが更新が停止して、荒れ放題になった掲示板なんかを眺めると、切なくなりますね('A`)
まあホームページやブログってのも長寿漫画と同じで、いつか終わるときがくるものでしょうが、終わり方というのも、どういう形が一番なんでしょうかな。