極上アニメ会レポ

ということでロフトプラスワンでのアニメ会さんのイベント「極上アニメ会」を見に行ってきました。
いやあ面白かった…今回は言ってしまうと全シーン名場面なので、全体の流れと、特に面白かった名場面のみ見たいな感じで軽く書こうと思います。

開場

大野加奈子標準装備」と書かれたオリジナルTシャツを着て現れた三平×2氏。銘酒「美少年」を使っての毒霧攻撃を観客に浴びせる。そして練馬大根ブラザーズのヒデキのコスプレをした国井咲也氏。片手には「松崎」と彫られた大根が。
三平「それブルースブラザースのコスプレと区別つかないよ」
まずはそれぞれの用意した特別メニューについての説明。サンキュータツオ氏は「びんちょうタン直伝カレー」三平×2氏は「三平×2お気に入りの美少年」亀子のぶお氏は「リリス冷奴」沖縄の比嘉氏は「ハッピーカルア牛乳(特製コースター付)」そして国井咲也氏の「あったかはちみつミルク」。
それぞれの注文がそろうまで最近やってるアニメの話。練馬大根ブラザーズ落語天女おゆい親子クラブおねがいマイメロディびんちょうたんなど、どれも弾けてるよなあという話。そして亀子のぶお機動戦士ガンダム再評価

アニメ会の歴史について

どういう経緯で「アニメ会」というユニットが組まれ、その後どのように発展してきたか?ということを振り返る。今回これなかった人はこの辺を参照。
一番最初の「アニメだった。」は入場料金300円で中野のハルコロホール(ほぼ民家)で始めたが、13人しか客がいなかったそうな。当時から来てるファンがその場には4人いたのだが、残りの9人はどこいったんだ!?嫌いになったの!?という話に。
「アニメだった。2」は、代々木アニメーション学院の一日体験入門をしたという話。
2001年には性別限定で男女版それぞれのライブを慣行。何やったかはとても言えないとのこと。
この次のライブ「アニメだった。6」で比嘉氏は上京してはじめてライブを手伝ったが、観客のあまりの熱気に「これが東京のお笑いか!」と思ったと言う。
比嘉「国井さんがサクラ大戦のサクラのコスプレしてるのを見て、何だこの人はと思いました。だって普段トンパチ・プロでは黒い服きてずーっと黙ってるひとだったんですよ。それがアニメ会のライブになったとたんに凄い弾けちゃってて」
東大の大学祭でライブをやったと言う話も。
2002年ごろ。「中野アニメーション学院」などの新機軸が打ち出される。
「アニメだった。7」でまた比嘉氏の受難の話。桃井はるこさんがゲストで登場したときのこと。比嘉氏は当時外見から冗談で「パンティー泥棒」というあだ名を付けられていた。そしてあだ名だけ聞いた桃井はるこさんはそれを真剣に受け取り、比嘉氏が近くに来るとバッグのファスナーを締めたらしい。
比嘉「仮にも当時すでにファンですよ!それなのにあの視線!凄いがっくりきましたよ」
その後はサクヤモン・ミヒラモン2代目襲名や、パチスロ貴族銀について、オールナイトなどなど。
2003年ごろ、大阪での興行で、「漫才バカ一代」と一緒に行ったが、そのとき李紅蘭のコスプレをした女性がいて、周りの芸人があれなんのコスプレですかねーと言ってたところ、ある芸人が「バカおめえ、アレはらんま1/2だよ」と言っていたと言う。
2004年ごろ、段々と今の5人体制に変化してくる。「がんばって萌えまっしょい!」などの興行もうつ。SPA!や電撃大王に取材されたり、それがもとでR.O.D特集で本田透と知り合ったり。
朝日新聞から取材も受けていたが、その記者は左遷されてしまったそうな。
三平「いまでもライブとかあるとメールで招待したりするんですけど、『まだ戻れません』と
国井「群馬の空っ風が身に染みますとかね」
2005年、電波祭りなどの後にアニメ会代表を決定する「がんばって2時間萌えまっしょい!」が開催される。そこで出したと言う三平さんの『萌肌実』が面白かった。
三平「(あの声を物まねして)こんにちは、部屋にあるフィギュアの数が台東区の人口を超えました萌肌実です」
タツオ「あれ!?受けてる!?これエンタ向き!?
2006年、執筆業なども増えてきて、日本テレビからインタビューを受けたりした。本田透とイベントをともにすることが特に多くなったという話などなど…

アニメ会メンバーの選ぶ名場面集

国井代表のコスプレ七変化ウテナ、はづき、サクラ、亞里亞、シュガー、真紅などなど。
三平「俺国井さんのコスプレいっつも近い位置で見てるけど、そうすると遠近感が狂うんだよ」
タツオ「女の子キャラおおいよねー」
三平「自衛隊上がりのオカマみたいだよ」
コスプレつながりで亀子のぶお『コスプレ百人組手』。百人のカメラの被写体になろうという企画。
最初はマス大山のコスプレでいったのだが、手違いでアンダー13向けのイベントに行ってしまったので誰も撮ってくれなかったという。
約一年半かけて100人なんとか撮られたので、どんどん新しいコスプレを試していくそうな。
沖縄の比嘉ザワイド出演
三平「エンタの神様でるより先にこっち出てるからな俺ら。しかも亀子はテレビに映ってんのに顔出さないし」
タツオ「(部屋でくまのぬいぐるみに萌えてる国井さんの映像を見て)国井さんも危ないですよ。これだから小林容疑者と間違えられたんですよ」
サンキュータツオアニメ会の観客名場面
ライブ時の映像を流して、ネギまで生徒全員とパクティオーしまくるシーンを流しているとき、だれが煽ったわけでもないのにコブシを振り上げてのコールが起こり、さらになぜかそのVTRをみてるこちら側でもコールが始まる。
三平×2縁切り神社参拝
げんしけんの田中と大野さんのカップルが出来たときに狂気に取り付かれた三平さんは栃木県足利の門田稲荷神社まで行ってきたと言う。ちなみに余談ですが他に有名な縁切り神社としては京都の安井金比羅神社などがあります。
三平「そこで色々縁切りの絵馬があったんですが、そのなかでなぜか『国家試験合格』の絵馬があったんですよ。
アニメイトで買ったブリーチの絵馬をつかって大野さんと田中の縁切りを頼んだそうな。
どこで入った話か忘れたのですが、たしかこのあたりで「劇場版カウボーイビバップ」のパロディのエンディングシーン。赤坂に鎮座ましましていらしたあの方なんかも出てきたりして本当にヤバイ映像。

第2部:ゲスト登場

かみちゅ!制作スタッフである倉田英之氏・舛成孝二氏の両人がゲストとして登場。舛成さんはライブの2日前に出演が決まったばかりの飛び入り参加。そのため舛成監督の好きなアニメキャラとかの画像はなしよという状態。
倉田「(喪男指数の高い空間を見て)いやあ、見るだけでここは癒されますねえ、森林浴をしている気分です。昨日(ガン×ソードのイベント)は若い女性客とか多かったんで下ネタが使えなかったんですよ
タツオ氏「いや、ここで下ネタ言って良いっていうわけじゃないですよ」
国井「一応女性のお客さんいますから」
舛成「2月14日のかみちゅ!の打ち上げは、これる奴だけ来いと。そうしたら蟹おごってやるといいました。蟹が食えるのはチョコもらえない奴だけ。2月14日に予定がある奴はチョコでも食ってりゃ良いんです
二人とも最初から飛ばしてます。
かみちゅ!のコメンタリーについて、倉田先生から「(アニメ会が)あんなに素人だとは思わなかった。さっきまでみたいに緩急つけたトークを期待してたのに、ずっと声のトーンが上がりっぱなしなんですもん」
舛成「音声のミキサーさんがアニメ会の人たちのトーンを下げまくって、我々の声を上げまくってるはずなんだけどアレでしたからね
倉田先生は今回も暴走。というかしろはた周辺のイベントで誰も暴走しないということが一度もないような気がする。
倉田「最近2次元でも勃起しないんですよ」読子と倦怠期なんです。飽きたとかそういうことじゃあないんですけど、どうも行き詰って」「R.O.D11巻では本とアクションというところに帰りました」
そして普段誰にもインタビューされないようなことを聞こう!ということで「好きなキャラはなんですか?」という質問。
倉田「前電撃G's*1にインタビューされた時にはそういう話ばっかしてたんですけどカットされてました」
倉田先生お気に入りはとんがり帽子のメモリよりマリエル。メモルが煙突から飛び降りてきて再開するシーンが一番のお気に入りだそうな。他にはミスター味っ子の味吉法子。
倉田「友達と味っ子の話をするとき、まわりは山岡みつこっていうアニメにだけいた、幼馴染のオリジナルキャラが良いって言うんですけど、俺は奥さんのほうが良いなって。それで奥さんが出てくるシーンだけを集めた奥さんビデオとか作ってました
三平「それはフェラチオシーンだけ集めたオリジナル編集のエロビデオとかと変わらないじゃないですか」
舛成監督は最近okamaさんから借りたカレイドスターがお気に入りなのだが、新品で購入されたものを手渡されたものをイベントの前日にはじめて見たらしい。
舛成「まだDVDボックスにビニールがついてるんですよ。そこまでされたら見ないわけにはいかないですよ」
また監督が制作に携わったお気に入りの作品はナディアの「マリーの島」の回だそうな。そのときは自主制作の小さなスタジオで作業していたそうだが、メンバーはすぐ解散してしまったとの事。しかし周りの面々が驚いていたのは舛成監督がその当時23歳ですでにナディアの制作に携わっていたということ。
三平「えー、みんな23歳の頃って何してた?俺何者でもなかったよ。母ちゃんに金くれとか言ってた
国井「うーん、漫画読んで寝てたかなあ
三平「それ今でも変わんないよ」
他にもかみちゅのお気に入り話や、亀さんの「ネタがなければ倫理マンを作ってください!」という話など色々な話。ちょっとこの辺時系列が狂ってるかも知れませんが。
比較的2部はあっさり終わってしまったような気がするのですが、その後の3部の内容が濃すぎたので、多分その分薄く感じてしまっているのかなとおもいます。
ということで倉田・舛成両人ともに退場。

第3部・真のエンディング

第三部は凄かった。本当に凄かった。まあ例のムービーも凄かった。本当にお蔵だしばかりで、サンキュータツオさんも言っていたようにDVD化して欲しいくらい。特にエアマスターEDの亀子さんは60年代から70年代の、寺山修司とかの実験映画みたいなのに出てきそうな風貌でやばかった。*2
それ以外も凄かった。
質問コーナーで、会場にいらしてたあわじひめじさんから。これからも三平さんたちを漫画のなかで使用していいか?という質問の後に続けて
「比嘉さんをパンティー泥棒役で出して良いか」という質問が。
比嘉「いいですけど、ただのパンティー泥棒じゃ嫌です
タツオ「日本一のパンティー泥棒とか?」
比嘉「そうじゃなくて、なにか理由があってパンティー泥棒してるんです
国井「それどんな理由よ」
比嘉「例えばですね、僕は病気の妹を助けるためにパンティー泥棒してるんですよ」
タツオ「ちょっと待った、目的と手段がかみ合ってないよソレ
三平「パンツがないと死ぬ奇病とか?」
比嘉「いや、妹の入院してる病院の布団が薄いんですよ。だから寒くて妹の病気が治らない。それで僕はパンティーを盗んできてこっそりと妹の布団の中に詰めるんです」
三平「布団盗めよ!」
タツオ「病院変えろ!」
国井「なんだよその『あったかいよおとっちゃん』みたいな話」
…これは絶対仕込んできたネタだよ。そうでなきゃこんなネタ出せないって絶対。
いや、アニメ会のセンスの高さを見せ付けられました。
ということでひたすらお蔵だしムービーを見まくった後で、最後はかみちゅ!EDのパロを見ながら閉幕。
いやあ、本当に面白かった。地方からわざわざ出向いた甲斐はありましたな。とかなんとか言ってたら夜も白んできた。('A`) ああ、今日はZガンダムも見に行かなきゃいけないのに…あとでまたこれとは別に感想書くかも。とりあえず以上で「極上アニメ会」のイベントレポを締めたいと思います。
もし「ここは書いちゃったら不味いんでないの?」というところがあったら指摘して頂けるとありがたいです…

*1:ここ違うかもしれません

*2:タイトル忘れたんですけど、白粉を顔に塗ったトランプマンみたいな風貌した人物ばっかりでてきて、どこでもドアみたいな扉を持ち運んだりするという映画を思い出しました。なんつったけなアレ。