BOBOって


ところで、夏の葬列に出てきたBOBOってのを調べてみたら

BOBOとはBourgeois-Bohème(ボヘミアンブルジョワ) の略。
ファッション的にはGapとかZara をまとい、バカンスはサントロペなどのjet-setが集まる場所を避け、田舎の農家を改造した民宿に宿をとりエコロジストを自称、オゾン層破壊、OGM(遺伝子組み替え食物)を嘆き・・・・グローバリゼーションに反対する。
お金はかなり持っており、株の国際市場にも詳しく・・・当然自分でも何個かの株主。
ここから抜粋)

(´・ω・`)

ボボとはブルジョアボヘミアンの略語で、
20代後半から30代の、ブルジョア(金持ち)になった
ボヘミアン(自由人)やボヘミアンスタイルのブルジョアのこと。
デイビッド・ブルックスというアメリカ人の造語のようですね。

それにしても「少子化対策」とどういう関係が?

金のネックレスやブランド服が嫌いで、オーガニックフードや
MUJI(無印良品)が好きなボボが目覚めたのが、子育ての
楽しさ。彼らが子どもたちと過ごす、おしゃれで、知的で、
ナチュラルなライフスタイルは若者にも刺激を与え、積極的に
子どもを作ろうという風潮が広がっているそうです。
フランスの出生率が、欧州で最高の1.9の水準にあるのは、
育児手当などの子育て支援の成果だけではないようですね。

ここから抜粋)

(´・ω・`)


なんか、最近そういうの多いですよね。なんとなく考えていることのひとつに、恋愛資本主義において旧来のホイチョイプロダクション方式が通用しなくなったせいで、とにかく贅沢させて金を搾り取ろうという方向の動きから、エコロジーを利用して金を搾り取ろうという方向性に変化しているような気がするんです。例えばソトコトとかが代表例ですかね。他にも都会の喧騒を離れて、ログハウス建てたりなんかするオサレな田舎暮らしで心温まる生活みたいな…ああいう「エコでオサレなライフスタイル」みたいなのを売りにして搾取するという構図が出てきているのではないかなと。まだモテ趣味までには高められていないような気もするのですが、いずれそうなってくると思いますよ…
天然のなんちゃら成分配合ですとか、オーガニックなんたらだの有機栽培うんたらという名前をつけておけばとりあえず高く売れる、エスニックな少数生産のバカ高いものが好まれるというような…社会的なプロパガンダから空想の環境問題が生み出され、それでもって人々がエコなものに搾取されるという構図ではないかなと。
自分としては、こういうのは逆に環境問題の本質的なところから目を背けさせることに繋がってしまうのではないかという危惧があります。ピンカーの本を参考にするなら、この辺自然主義的誤謬(自然的なものは正しいもの、正しいものは自然的なものという考え方)とかとむすびついたものがあるとおもっています。
まあこの辺はまた別なエントリでやるとして。

なんにしてもBOBOって金持ち坊ちゃん嬢ちゃんのエセエコロジスト風ニートってことですよね。でもって自分のガキをおもちゃにしてるんでしょ。これって要するに知恵づいただけのDQNじゃないですか。全部ファッションに過ぎないという。これからの日本もこうあってくるのかなあ…
あ、BOBOの説明で一番納得したものを載せるのを忘れてた。

(フランス語で)Boboって、「イタイ、イタイ」の幼児語です。
ここから抜粋)


…納得。