アニメ会プレゼンツ 同人誌トークオンリーイベント 『4日目』レポ

うう、年度初めは色々と忙しくて中々更新できません…
ってこれ一年くらいずーっと同じこと言ってるような(;´Д`)
書くことはホント日に日に溜まっていくのですが…まあ気長に書いていきましょ。


ということでまずは『4日目』の話。どんだけ話題古いのかというアレですが。


井上陽水の「夢の中へ」がかかる中、小脇に大量の同人誌を抱え入場する三平×2沖縄の比嘉コンビ。
三平「今回はみんなを笑わせるライブじゃなくて、みんなに笑われるライブですから」
最初は雑談で、同人誌に手を出して何年になるかとか、最初に買ったものは何かとか、必ず買うジャンルは〜などの話に。
比嘉さんは同人誌に手を出してから3年半、三平さんは一般参加が10年でサークル参加で8年とか。
比嘉「青森のときからそんな買ってたんですか?」
三平「いや、青森のときも同人誌の存在は知ってたけど、そこまで濃いオタクになるのはどうかな〜とか思ってた。それが今や…あの頃の俺にこの同人誌の山を見せてやりたいよ」
最初に買った同人誌は、三平さんが「大川興業の総裁の誕生日プレゼント用にネタとして買ったやおい本」で、比嘉さんが「沖縄に居た頃、通販で買ったファンファンファーマシィーの男性向け本」だったとか。
三平「原作知ってたの!?」
比嘉「知らなかったです。出会いがまた最悪なんですよ。『スーパー写真塾』の白黒ページで」
三平「そういえば同人誌コーナーあったわ…で、買ったんだ」
比嘉「ええ…ちょっと見せられないですけど」
三平「(中身を覗いて)…よく家から中野まで持ってこれたね〜!一回職質うけたら終わりだよこれ」
比嘉「絶対見せられませんけどね」
三平「(本をめくりつつ)俺の本じゃないけど、内容を説明するだけで俺の人間性が疑われそうだもん
比嘉「いくら男性が多いとはいえ…」
三平「(何かを見つけて)あ!」
比嘉「?………あー!ちがうんです!それはちがうんです!それはその…ホントちがうんですよ!
三平「ちょっとまて、これをそのまま言うと本当に比嘉君の人間性が疑われる
比嘉「ちょっと柔らかく説明してくださいよ」
三平「柔らかく言えないよコレ!しかし、え、これはそういう…引くわー
比嘉「ちがうんですよ!これはそう…ごはんつぶですよ、ごはんつぶ!
三平「打ち上げで説教。たしかに年季のある本だってのは分かったけど」
開始20分足らずから身体張ったネタの比嘉さん。会場がこれでだいぶ暖まりました。
余談ですが、ライブの後の集いでその同人誌を持ってるという方がらっしゃったので、どんな同人誌か伺ったところ、『手だけが描かれており、それが体中を撫で回したりする』ようなシーンが描かれているそうです。ようわかりませんが。触手モノっぽいのかなあ。
その後は「初めてのコミケ」「初めてのオンリーイベント」など、即売会にまつわる思い出話が続きます。
で、その中で地方の話が出てたのがちょっと興味深かったですね。
三平「地方とか行ってみたいよね。コミケも何周年記念かで沖縄コミケとかあったでしょ。あれ行って見たかったなあ」
比嘉「沖縄にも即売会ありますよ」
三平「まあそんな地方色豊かな作品はないんだろうけど」
比嘉「ジャンプメインですよね。電車男が流行った時期に、沖縄の芸人がこっちのメイド服とか送ってくれって電話してきたんですけど、あれって結構高いじゃないですか。値段を言ったら、じゃあ沖縄で探すってなって。そしたら意外に手に入ったんですね。沖縄にもコスプレイヤーとか普通にいて、即売会とかやってるんですよ。女性メインみたいですけど」
三平「それ比嘉くんがいなくなったから始めたんじゃないの?
比嘉「そんなことないですよ!ジャンプ作品の女性向けがメイン*1みたいで、沖縄の本屋行くと『ああこの女性店員は腐女子だな』って思いますよ」
三平「お前は沖縄の腐女子の何を知ってるの?」
比嘉「いや知らないですけど。腐女子ルックみたいなのがあるじゃないですか。パンダがかぶってるような帽子とか」
三平「パンダの帽子!?」
パンダの帽子てどんなんだろう…serial experimentsなlainさんが付けてたような耳つきの帽子でしょうか。
腐女子が付けてるかどうかわかりませんが。


そんなこんなで話は「こんな同人誌が欲しい」というコーナーにうつっていきます。
比嘉さんがまず提案したのは「打ち切り作品本」。ジャンプやマガジンなどで打ち切られちゃった作品だと、少なくなからず最終回の展開が強引だったりするので、そこを補完する話やその後の話などがもっとあっても良いんじゃないか、というもの。
ついで三平さんは「クロスオーバーもの」。その場では「団体交流戦」と言ってました。
三平「昔サターンで出たスパロボFにシンジくんとカトルの会話シーンがあるって聞いて、それ目当てで買ったんだよ。それだけでも不純なんだけど、俺ゲーム下手でそのシーン見れなかったんだよね*2。それはともかく、そういう風に作品の中だけにとらわれないで、他の作品との絡みがあると良いなと。シンジくんなんか誰と絡ませても良いよ」
比嘉「例えば誰とが良いですか?」
三平「トライガンのバッシュ。…違う!比嘉君は俺のことを勘違いしている。バッシュはシンジくんの良いお兄さんになってくれそうなのが良いんだよ」
比嘉さんは「うまい棒本」を提案。味ごとに性格の違う女の子が出てくるローゼンメイデン的な話で、ローザミスティカならぬドーラミスティカのために戦い、ドーラミスティカによりうまえもんからドラえもんに進化するとかなんとか。
三平「っていうかアレパロディじゃなくてパクリだぞ多分!また小学館から訴えられるぞ!
比嘉「まじめな作風でいきたいので、作画はpeach-pit先生で」
三平「ひがスィー先生の画力で十分だよ!


そしてコミケ滑らない話」のコーナーに。コミケにまつわる「絶対滑らない話」だそうで、なかなかダウンタウンな企画です。
先攻は比嘉さんで、コミティア行った比嘉さんにマリみて本を頼んだサンキュータツオさんの話や、コミケにオムツ着用してくる腐女子」「シャナとシーサーの肖像権で揉めるオタクと芸人」などの話で滑らずわらかせてきます。
三平さんもおジャ魔女カーニバルを共有したりんかい線の思い出」「館内放送で会場爆笑の話」「占い師に趣味に生きるよう仕事中に言われた話」などを負けじと繰り出します。
どれもその場のノリがないと滑りそうなので省略します。ってライブの山場なんですが。


その後はお二人の同人誌コレクション紹介コーナー。
比嘉さんの「ふたご姫×ハルヒ本」や「同人誌の魂を体現したマリみて本」、三平さんのやおい本コレクションやヤクザパパ本も面白かったのですが、一番工夫してあって面白いと思ったのは、「特定の状況下で女子から言われたいセリフ集」とかいう本です。
これは文字だけの本なのですが、まずセリフだけがあって、そのセリフがどのような状況でどういうキャラが言ったセリフか、みたいな短い設定が書いてある…という形の本のようです。
例えば「そんなこと言ったって、ダメなものはダメ…なのだ」というセリフ。
どういうシチュエーションで言われたセリフかというと、「家庭教師している先のお嬢様(お姫様?)が描いていたマンガのノートを見せてくれと頼んだときに言われたことば」なんだとか。
こういう風にセリフとシチュエーションだけ書いてあとは読者の想像力にゆだねるという、シンプルながらも非常に工夫された内容で、よく考え付いたなあと感心しました。欲しいなあ。
どのサークルさんが出されているかとかご存知の方は、お知らせ頂けるとありがたいです。


ということで、今回は同人誌紹介やコミケあるあるネタが多かったかなという印象を受けました。三平さんは意外とやおいネタが少ないかなという感じで、比嘉さんは最初の方から飛ばしすぎでした。相変わらずのスピード感で、あっという間に終わった感じです。
とはいえ、いつもよりメンバーが少ない分、割と二人の話がたっぷり聞けたように思います。
それも即売会にまつわるディープなネタや裏話とかで笑わせるのでなく、ネタに対する反応や想像の飛躍でウケをとるので、それほどコミケに詳しくない人でも十分笑えるライブですよ。
しかし今回や国井さんの単独ライブのような、「アニメ会の一環でありながら、アニメ会メンバー個別のライブ」が増えていますね。とすると次回は中野ボンクラーズのライブか、タツオ・亀子コンビのライブか、はたまた誰かのソロライブかわかりませんが、そういうライブが増える方向にあるのかもしれません。実際はどうかわかりませんが、もしそうなら楽しみです。


ということで今回はここまで。
実はライブの後でファンのささやかな集まりがあったりしたのですが、それはまた別なエントリで。

*1:こういうところでの地方色ってあんまり出ないのかなあ

*2:Fなら仕方ない気もします