アニメ会・カミングアウトトークライブ『桜蘭高校アニメ部』レポ〜その1:めくるめくみくるミルク編〜
ご無沙汰してますが、先日はアニメ会のライブを見てきましたよ。毎回結構な数の人が入ってるんですが、今回は本当にすし詰め状態のライブでしたね。大盛況で面白かったです。
アニメ会のライブが初めて(プラスワンが初めて?)という人も結構いたようで、赤松健を見に来た人たちだったのかも知れませんが、回を追うごとにアニメ会の人気が増していくのが目に見えますな。
しかしこういう有様を見ますと、アニメ会初期のファンの人たちはどういう心境で今の様子を見ているんだろうかな、とか、しかしアニメ会もメジャー方向に行くのかオタク内での客層拡大に努めるのか、どうするんだろうなあとか、確実に僕が心配するようなことじゃ無いことを思ったりするのですが、まあ置いといて。
開場
まず入場時の話をば。以前の「極上アニメ会」ときはどうだったか忘れてしまったのですが、今回は5時くらいからロフトプラスワンの入り口で整理券を配布して、開場10分前くらいに番号順に整列して入場する、という形でした。
結構スムーズに整列して入場できてたようなので良かったと思うのですが、整理券の存在すら知らなかった人もいたようなので、出来ることなら当日整理券配布みたいなのもHPなんかで告知しておいてくれたらより良かったかなと思いました。
開演:第一部
さて、今回は客入りが凄かったので、最初に注文したドリンクが届いたと思ったら開演してしまいました。
ロフトプラスワンではイベントによって特別メニューなんてのがあったりなかったりするのですが、アニメ会のイベントではメンバーそれぞれのオリジナルメニューがあります。
まず食べ物系ではサンキュータツオさん考案の「ちょこっとカレー」。ちょこっとSisterに感銘を受けたタツオさんが考えた、隠し味にちょこっとチョコが入ってるカレー。そういえばこの前もタツオさんはびんちょうタンカレーを出してたような。カレーが好きなのでしょうか。
ついで、三平×2さんの「藤岡ハルヒの幸せ風味カニ味噌丼」。なんでカニなのかわからない人は、ホスト部のアニメ8話かコミック3巻を読むんだ。三平さんはこれに定番の銘酒美少年を特別メニューに。
飲み物系ですと沖縄の比嘉さんの綾瀬夕映のオススメ「ミルクコーラ」。なかなか美味しかったです。
そして亀子のぶおさんの「LCLの海」というウイスキー。ウイスキーなだけにエヴァに出てきたアレっぽい色。頼んでないので何で割ったのかわかりませんが。
そして構成作家のみやじまこさんの特別メニュー「ARIA The Cocktail ノンディーネ」という緑色のカクテル。というか今の今までこれがダジャレだと気づかなんだで。
そして国井代表のはちみつ入りホットミルク、その名も「めくるめくみくるミルク」。みんな噛まない様に頑張って注文してました。
そして壇上に上がってくる面々。自己紹介がてらそれぞれの考えたメニューを説明していきます。
比嘉「今日ゲストで赤松先生がいらっしゃるんで、師匠用のメニューで『ネギくんのカクテル』ってことで、『美少年』にメガネがくっついてくるっていうのを考えたんですけど没になりました」
三平「一休さんの頓知レベルじゃねーか!比嘉君もうこのメガネ入れちゃいなよ(メガネをミルクコーラに投入)」
比嘉「ネギくんと夕映ちゃんの融合!?パクティオー!?パクティオーこれ!!」
三平「恐いよ」
そしてラブコメに乾杯。
新番組談義。
国井「新番組すごい多いじゃないですか。僕が見れたのだけでも一週間で35本ありましたよ。それだけあると、集中して見ないとキャラの名前とか覚えられないじゃないですか。そんな自分が嫌なのね」
タツオ「忘れないように内容を日記につけてますからね。ちょこシス日記に」
三平「お前ら意外と時間あるだろ」
デスノートやD.Gray-manや朝に移動したワンピースなどについて話した後、ぷるるんっ!しずくちゃんは狂っているという話や、「RED GARDEN」や「マージナルプリンス」は練馬大根の流れを継いでいるのではないかという話。
三平「タツオはどうよ、新番組」
タツオ「俺ちょこシスとかはまってるじゃないですか。新番組というには微妙ですけど…なんかねー、俺オトナになってきちゃったのかなーって。ちょこシスってね、五年前に見てたら怒ってたと思うんですよ。良い意味で隙があるアニメなんですよ」
三平「よく考えたら、五年後のほうが分別がついて怒っても良いような気がするんだけど」
その後もヤマトナデシコ七変化に金色のコルダについて。
そして沖縄の比嘉さんの番。
比嘉「僕、すももももももmが良いです」
三平「あ!?ちゃんと言ってくんない?」
比嘉「すもも」
三平「略称じゃなくて」
比嘉「あれエロいっすよねー。あれはエロい。まちがいない」
三平「一周まわってお前に癒されはじめてるわ」
タツオ「そのみてくれで『エロい』だもんな」
比嘉「オープニングがすごく良いんですよ!あれでガツーンとやられました」
比嘉&三平「「みなぎる力の遺伝子を〜かけあわせて♪」」
タツオ「もう歌詞覚えてんじゃん!」
三平「だって『みなぎる力の遺伝子』だよ!?ポケモンとかじゃなくてそら若き男女のお話でだよ!?」
亀子「ちょっと!ポケモン馬鹿にしないでくださいよ!」
三平「いやしてないよ。お前の反応するとこがわかんないよ」
比嘉「歌いだしが」
比嘉&三平「「子・作・り・しましょ♪」」
比嘉「ですよ!」
タツオ「多分あれ向井亜紀に贈った曲ですよ」
アイマス話、マンガ話など
比嘉「みなさんアイドルマスターやったことあります?」
三平「俺ないなあ」
亀子「アイドルクエストならやったことあります」
三平「エミちゃんの燃えろ野球拳とかとおんなじような奴だろそれ」*1
国井「最新のアイドル育成ゲームみたいな」
比嘉「プロデュースするだけなんですよ。フラグがたつとかそういうんじゃなくて、信頼関係っていうか…」
三平「恋愛には発展するフラグは立たないの?」
比嘉「たつっちゃたつけど、立たないっちゃ立たないみたいな…」
国井「アイドルで立つとか立たないとか言うな!」
三平「わかった。フラグは屹立するの?」
国井「おい!…で、海綿体がどうだって?」
タツオ「国井さんは下ネタ言っちゃダメ」
三平「国井さんの下ネタは生生しいの。なまじ数少ない経験から…」
国井「めちゃめちゃモテてるっつうの!俺コミぱの全員とエッチしたよ」
マンガの話。三平さんが「ヨイコノミライ」を、国井さんがヴィクトリアン・ローズテーラーの新刊をそれぞれ推薦する。そして比嘉さんがふたりはプリキュアスプラッシュスターのマンガを持ってきて、ふたご先生の素晴らしさを熱弁。
比嘉「なかよしで連載してるやつなんですけど、やっぱり幼児向けなんでいまいちメディアミックスが上手く行ってないんですが…ぶっちゃけね、絵が可愛いんですよ」
タツオ「見りゃわかるよ!ぶっちゃけの使い方間違ってるよ!なんにでも使えばいいってもんじゃねーよ」
比嘉「ありえない?ありえない?」
タツオ「それがぶっちゃけありえねーわ」
比嘉「内容的には薄いんですけど」
タツオ「オイ!オイ!お前の毛の方が薄いわ!」
比嘉「本当に、プリキュアに愛があるんですよ。すごく」
一同「へー」
比嘉「だからプリキュア以外は凄い手抜き」
タツオ「おまえはー!毛抜きすんぞ毛抜き!」
国井「毒を吐くな毒を!」
低めて上げる戦略が上手くいかない比嘉さん。
比嘉「でも凄い愛情があるんですよ。だから例えて言うなら、物凄いよく出来た同人誌みたいな」
国井「それ褒め言葉か?」
比嘉「一ページ一ページがポスターにしても良いくらいな出来なんですよ」
タツオ「情報量が全く増えないんですけど」
亀子のぶおと長州中力
テレビで亀子さんが映ったという話。というのも、長州小力が出る予定だった番組で、どうしても小力が出れないので、亀子さんが西口プロレスでやっていた「長州中力」というキャラを急遽代役に立てたということだそうで。
何時間もずっとボケ続けたのに、放映されたときにはセリフが一つ二つしか出てこなかったという不遇な扱い。
そのほかにも夏コミでのリリスコスプレでウケまくったという話なども。三平さんたちの「絶対ウェンディーネ達は欲しがっている!」という言葉に、次のコスプレ候補にアリア社長が挙がたったり。
そんなこんなで第一部が終了し、第二部へ。
第二部・ネタ出し編
第二部はアニメ会のそれぞれによるネタ出し。どれも濃厚なネタばかりでした。
さて、まずは国井さんとタツオさんと比嘉さんが壇上に出てきて前口上。
トップバッターは三平さんによる「萌肌実」の演説。
三平「六歳になる甥っ子に、デカレンジャーごっこを断られました。萌肌実です。ア」
「いつの間にか、母親がBL作家としてデビューしていました。萌肌実でございます。ア」
等等、鳥肌実のパロディ演説の嵐に開場は爆笑。
タツオ「これも同人活動の一環だから」
三平「これはオマージュでありパロディでありリスペクトであります」
タツオ「今キレイな言葉並べたね」
それぞれの発表の合間合間に亀子さんのコスプレファッションショーが入ります。
いつものリリスルックから、ベジータルック、ブッダルックと、どういう基準で選んでるのかサッパリわからないけれど、旬のものを選ばないという意思が感じられます。いや、そんなことも無いかも。
ベジータルックはピッチリしたタイツの上にあのサイヤ人の鎧つけてる姿なのですが、なぜか落ち武者の髪型なので、なにか訴えてくるものがあるようなないような。
そしてブッダルックは布を肩から腰に巻きつけたあの姿なのですが、何故か金粉を顔面に塗りたくって登場。仏の威光を見せようとしたのでしょうか、しかしよく見ると乳首にまで金粉が塗ってあったので威光もへったくれも無い感じでした。赤松先生が出てきた後でも同じ恰好してたので、結構お気に入りの服装だったのでしょうか。
そして次に国井さんのネタへ。乙女少年祭りでの「乙女回路チェック」の好評を受け、新作の「蟲師回路チェック」を披露。
そのチェックを以下に掲載。うろ覚えなんで少し順番が違うかも。脚注は僕の結果メモなんでスルー推奨。 BGMはやっぱり松崎しげるで「愛のメモリー」。
- 山や森によく行く*2
- よく独りで行動する*3
- 無地の服が好き*4
- 薬の知識が豊富*5
- 自分だけのとっておきの場所がある*6
- 命は大事だが、害のある虫は殺す*7
- 街は殺戮で溢れかえっている*8
- 変な生き物が好きだ*9
- 命に関わる事故にあったことがある*10
- 目に見えないものが見える*11
で、結果として、10個の全部あってる人はギンコ。1〜3の現実主義者の人はブラックラグーンのロック。4〜6の、それなりに地に足つきながら非現実的な物事にまきこまれやすい人はキョン。部活に入って友達と楽しく過ごしましょう。7〜9の職人肌の妄想人はブラックジャック。あなたの手でピノコを作り上げましょう、ということになりました。
三平「7番はなんなの?」
国井「いや、一つ例をあげると、花屋とかに行ったとき、その花を殺しているんだな、とか思えるかどうかっていうことよ」
タツオ「魚は目が合うからなんとなくわかるけど」
三平「8番さ、比嘉君を変な生き物とするかどうかで結構悩むんだけど」
国井「人間それ人間」
そして次に比嘉さんとタツオさんの「菩薩(フィギュア)道」なるネタ披露。
タツオ「フィギュアって鑑賞するもんだと勘違いしてる人が大勢いますよね。箱に入れたまんまだったり、ケースのなかに入れたり」
国井「勘違い?」
三平「俺、埃とかつかないように箱に入れておくタイプだなあ」
タツオ「三平さんはそういうチキンハートですよね」
三平「でも二・八の月は箱から出して掃除したりするよ」
タツオ「意外とおばあちゃん体質ですね。でも、人間だって箱に入ったままじゃないでしょう?」
フィギュアたちのためにも、フィギュアも外に出して解放しよう、日々の生活を一緒に過ごすことで、真の家族になろうじゃないか!
という、屋内はともかく外でのロケが色々と大変そうなネタ。
タツオさんの自宅で撮影されたとおぼしき風景が次々とスクリーンに映される。玄関・便所・食事・風呂・布団など、家の中のあらゆる場面でフィギュアと行動を共にするタツオさん。撮影の比嘉さんも大変そうだ。
風呂場でフィギュア風呂に入りながら恍惚の表情のタツオさん。
タツオ「ぼくの葬儀のときは、遺影をこれにしてねこにゃんダンスをかけてください」
三平「俺、絶対それ守るから」
そして外に出て行くタツオさん。スクラン沢近やビバップのフェイなどと一緒に伊豆*12まで行って来たという話や、フィギュアとプリクラを撮影し特殊効果をつかったりした話や、お盆に法事に行った時などなどが出てくる。親戚の叔母さんにももちろんフィギュアを紹介し、妹の結婚式にも一緒に行くのが最近のトレンド。
三平「ぶっちゃけありえねーわ」
タツオ「こうして僕達は彼女達と家族になったわけです。フィギュアと家族になることで外出の機会も増える、ひきこもりも脱却する、いろんな意味でおめでとうとなるわけですよ」
三平「外出てても引きこもりだよコレ」
ということで第一部第二部はこんな流れで大いに盛り上がりました。
そして会場のテンションが最大限に達したところでいよいよ第三部、赤松健御大の登場です。(つづく)