瞳子を早く祐巳のスールにする方法

ここのところ、色々書いてはいるのですが、上手くまとまらない話ばっかりで…('A`)
またなんかスレ紹介するのもなんだしなあと思うので、気分転換にマリみての最新刊をようやく読んだのですが。





…また、スール問題が決着つかなかった…('A`)



うぱーのお茶会さんも突っ込んでますが、これは集英社の陰謀ではないかと思いたくなる引き延ばしっぷりで…

ヒロインの祐巳と誰かがスール関係を結ぶのを引き伸ばし大作戦もすでに数巻以上が続いて、驚きというか諦めの境地もすでに通りすぎた。きっと数巻前から集英社に「センセーあと10巻以上は引き伸ばしてください」と以前から使命が下っているのかもしれません。それともスール問題が無いと物語が盛り上げられなくなっているのかもしれません。
http://upatea.sakura.ne.jp/log/eid643.html

それぞれの話が読んでてつまらないというわけではないんですけどね。
ただシリーズのこの数作を思い返すと、実際2・3冊読んでなくともそれほど支障無いようなかんじになってるような気がします。
しかしなんでこんなダレてるのかというと、今野先生の構想としてそうなのか、あるいは外部からの圧力でこういう展開を書かされているのかというどっちかなのですが、どっちなのかは誰もわかりません。
とりあえず、このようにマリみてがダレてる原因を集英社のせいだと特に根拠も無く決め付けましてですね、なぜ集英社がこのようなことを企むのか、どうすれば良いのか考えてみたいと思います。


まあなんで集英社が引き伸ばしをやるかといいますと、要するにマリみてコバルト文庫での稼ぎ頭なんで、簡単に終わらせたくないんでしょうな。
実際マリみて読者かつコバルト文庫の違う小説を読んでる人がどれくらい居るかというと、半分も居ないだろうっつう話じゃないですか。
ネットで見てても、ラノベを中心に色々語る人はマリみて以外のコバルト文庫についても言及したりしますけど、エロゲとかマンガとかが主食の人は「マリみて読んでるよ」っつう感じで、コバルト文庫は普段買わないけど、例外としてマリみてを購読してるようなスタイルが中心のような気がします。
別に何をどう買おうが人それぞれですんで、それ自体はどうでもいいのです。しかしこうなると、コバルト文庫の数ある作品の中でも、マリみてが通常の購買層にプラスしてオタク分だけ売れてしまうことになります。
そうすると、結局マリみてだけが突出して売れてるという状況になってしまい、その売り上げを見た集英社経営サイドは
「いや〜、このマリア様がみているとかいうシリーズは良く売れてるそうじゃないかねキミィ、さすがアニメ化するだけのことはあるじゃないかハッハッハ。しかしなんだね、コバルト文庫は他の作品はパッとせんね…ウン?マリみてはもうクライマックスだから次で終わる?馬鹿者!ここでマリみてが終わったら、せっかく食いついたオタクどもが逃げていってしまうだろうが!いいか、なんとしてもあと十年はマリみてを引き伸ばせ!いざとなったら今野先生をタイムマシンにのせてもう一度祐巳たちを1年生からやりなおさせるのだ!何回かそれをやったら夢オチでしめれば問題ない!ほとぼりが冷めた頃に『フラッシュ!マリア様がみてると題して新連載!これでオタクどもからガッポガッポ搾取したるで〜エシェシェシェシェ」
という見解に到ることになるのです。(※あくまで妄想です)


つまりですね、マリみてだけがコバルトで売れるから集英社としても迂闊には終了させられない。だから伸びてだらける。ジャンプマンガと同じ現象ですが、ジャンプは他にも売れる作品があってもそうしてるのに対し、こちらは他にマリみてほど売れたり知名度のある作品もないので、余計マリみてを手放そうとしなくなるのです。


ですので、問題の解決方法としては、マリみて以外のコバルト文庫作品の売り上げを上げる」ということになります。
集英社にとってのマリみての価値が相対的に低まれば、今ほどマリみて固執することもなくなり、今よりもスムーズに物語が進行していくことになるのです。
そうすると他の作品に引き伸ばしの圧力が掛かることになりますが、何作品化が同じくらいの売れ行きに安定していれば、圧力が分散されてマリみてのような状況にまでは到らないでしょう。
逆にマリみての売り上げが下がっても相対的には同じことだろうという考えもあるやもしれませんが、そうすると「売れなくなったものは切ろう」という悪しきジャンプシステムが発動して、スール問題が全く解決しないまま「私はようやく登り始めたばかりだからね、このはてしなく長い妹坂を…」というモノローグが入って未完、という打ち切りにもなりかねません。
そのような事態を避けつつマリみてのストーリー進行を早めるには、コバルト文庫皆が売れるということにならねばいけないのです。


「そうは言っても、マリみて以外でコバルトなんて何があるんだか知らんよ」
大丈夫、僕もそれほどコバルトに精通しているわけではありませんが、2つ3つほど知ってる面白い作品を紹介してみたいと思います。

これは以前紹介した作品ですが、現在最新刊3巻まで出ています。フォースの暗黒面をつかさどるシスの暗黒卿が闇のドレスをつくるので、ジェダイの主人公はライトフォースのドレスで立ち向かいます。嘘です。アニメ会の国井代表も推薦している作品です。エマとか好きな人にもオススメ。
白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)

白い花の舞い散る時間 (コバルト文庫)

コレも現在3作まで出てる(といっても2作目は1・3作目と繋がりの無い話なのですが)シリーズです。ミステリ分がどうとかでなくて、とにかく上質な腹黒キャラが出てきます。腹黒キャラが好きな人にはオススメ。超オススメ。でもメンヘル嫌いな人にはオススメできない。そんなこともないけど。
伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党 (コバルト文庫)

伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党 (コバルト文庫)

桜蘭高校ホスト部が俺によしお前によしな人にはオススメ。主人公は妖精と話が出来る少女ですが、「お花畑に妖精がいるのよホラあそこ」みたいなことを言う電波少女の話ではないです。


如何でしたでしょうか?たしかにマジメに紹介する気はまったくありませんでしたが、上に挙げた作品はどれもホント面白いですよ。
なんにしても、コバルト文庫の他の作品がもっと売れて、集英社マリみてに対する執着が弱まれば、もっとテンポ良く瞳子がスールになるかならんかが決定するようになるのです!


でもなんか次回かその次くらいには流石に決着つきそうですけどね、スール問題も。